Pegasystemsの日本法人ぺガジャパンは3月23日、従業員間での新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延状況をトラッキングすることで、企業の事業継続を支援する無料アプリをリリースしたと発表した。
COVID-19 Employee Safety and Business Continuity Tracker(新型コロナウイルス感染症従業員安全および事業継続性トラッカー)アプリは、労働環境における新型コロナウイルス感染症の蔓延状況、ならびにビジネスオペレーションへの影響を視覚化するライブダッシュボードを企業経営陣に対して提供。より多くの情報に基づいた意思決定を支援することで、従業員の安全確保と事業継続をサポートする。
従業員は、リスク評価に関する簡単な質問に回答することで、新型コロナウイルス感染症のステータスを自己申告する。回答はステータスダッシュボードに送られ、自動化されたアクションのベースとなる。アプリは感染している従業員やそのマネージャーをガイドし、感染状況を管理する方法を提示する。
本アプリをカスタマイズすることで、以下のようなアクションが可能になる。
- スクリーニングの質問に基づいて従業員のリスクレベル(高、中、または低)を分析
- リスクレベルに基づいて、感染した従業員に合わせた指示を送信
- 新たに評価された従業員について、関連するマネージャーと人事部へのアラート
- 感染した従業員のためのアクションを備えたHRマネージャー用のチェックリストの作成
- 従業員の復帰日を推定
- 従業員に定期的なリマインダーを送信して新型コロナウイルス感染症における健康状態を更新し、最新のデータとスタッフの陣容を確保
また、HRやスケジューリングなどの他の既存のシステムと統合することで、次のような機能を追加できる。
- 会議のスケジュールまたは訪問したオフィスの情報に基づいて、感染した従業員に接触した可能性のある他の従業員を特定
- 感染していないスタッフとの継続的な作業を維持するための継続性計画
- アクセス、スケジューリング、およびコミュニケーションの構築に関してアクションを起こす必要がある他の部門へのアラート