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ASCII Power Review ― 第68回

OM-D E-M1 MarkIII 実機レビュー = ハイレゾショットと1秒手持ち撮影ができたっ!!-倶楽部情報局

2020年03月23日 18時00分更新

文● ASCII倶楽部編集部

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 本日は、ASCII倶楽部の人気記事「OM-D E-M1 MarkIII 実機レビュー = ハイレゾショットと1秒手持ち撮影ができたっ!!」を紹介します。


 オリンパスのハイエンドモデルとして登場した「OM-D E-M1 Mark III」。E-M1シリーズには上位モデルとして画像処置エンジンを2基搭載し、バッテリーグリップ一体型ハイパワーボディーの「OM-D E-M1X」もラインナップされている。がしかし、やはり本流はというと、「小型軽量」というマイクロフォーサーズのメリットを活かした、ノーマルボディーのほうだろう。

 今回約3年ぶりのモデルチェンジになるのだが、外観や主なスペックをみるぶんには、それほど違いがないというのが正直な感想。果てしてどの点が進化しているのか、Mark IIユーザーの視点からチェックしていきたい。

2月28日に発売され、量販店価格はボディーのみ21万7800円。MarkIIの発売当初とほぼ同等の価格。ちなみに「M.ZUIKO 12-40mm F2.8 PRO」とのレンズキットは28万3800円。別々に購入するより3万4680円もお得。

PDで充電できるシアワセ
操作変更も慣れると効率が上がる

 まずは外観だが、正面からの見た目はほぼ変わらないが、右下部に配置されたロゴは好みが別れるところ。

ボディーサイズは134.1(W)×90.9(H)×68.9(D)㎜と変化なし。重量はバッテリ―、メディア込で約580g。前モデルより6gほど微増している。

正面右下部のロゴは主張が強め。前モデルと2台使いするときに、見分けが付きやすいという解釈もできるが。

 上面の操作系もモードダイヤルの項目や、ボタンに割り当てられた機能が微妙に変更されてはいるが、配置はまったく同じだ。

モードダイヤルはiAUTOとARTフィルターが無くなり、代わりにB(バルブ)を搭載し、C(カスタム)4つに増設。またホットシューがシルバーに変更。前モデルの黒塗装では使っていくうちに剥がれやすかったので、その対策と思われる。

 外観上で最も違うのは背面に新装備されたAF測距点移動などを行うマルチセレクター。構えた時に自然に親指が当たる位置に配置されているので、従来の十字キーと比べ操作はしやすい。

「E-M1X」でも採用されていたマルチセレクターを搭載。斜め入力もスムーズで、測距点移動が素早く行えるようになった。

 前モデルでマルチセレクターの位置に配置されていた「INFO」ボタンは十字キー下に、この位置にあった「MENU」ボタンは左上部へと玉突き的に移動した。

 前モデルユーザーだと最初は間違えることもあるかもしれないが、メニュー画面の設定をするときに左手親指を「MENU」ボタンに、右手親指をマルチセレクター(もしくは十字キー)に添えると、指を離すことなく操作することができる。慣れるとこの配置のほうが快適に感じるようになった。

十字キー上のマルチセレクターと、左上部にボタンが一つ追加された以外は前モデルと同じ操作系。「MENU」や「INFO」などの配置は変更されている。

 側面の端子類も変更はないが、USB-C端子での充電、さらにPD規格の充電器やモバイルバッテリーでの給電も可能になった。前モデルで外部電源を使用する場合は、別売のバッテリーホルダー「HLD-9」(実売2万7280円)とACアダプター(1万4650円)が必要だったが、USB給電に対応したことにより、ボディー単体で長時間撮影に対応できるようになったのは嬉しい。

本体バッテリーの残量が10%以上で、9V 3A・15V 2A・15V 3Aの出力機器を使用するとUSB PD給電で使用することができる。

 なおバッテリーホルダー「HLD-9」は引き続き共用することができる。当然縦位置用のマルチセレクターは非搭載で、USBの充電や給電には対応していないが、既に所有している前モデルユーザーなら追加投資は不要だ。

バッテリーホルダーは前モデルと共用なのでお財布に優しい。欲を言えばマルチセレクター搭載とUSB充給電対応の新製品も欲しいところ。

ハイレゾショットで8000万画素ゲット
やってみたら感度向上の効果を実感


 続きは「OM-D E-M1 MarkIII 実機レビュー = ハイレゾショットと1秒手持ち撮影ができたっ!!」でお楽しみください。

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