2014年に出会ったゲーマーズの「美少女まるだし袋」は、“まるだし”という言葉に釣られて3000円で購入してしまった、実に悔やまれる福袋だ。
開封後、真っ先に全員が確認したのは“まるだし”。――何も出ていない。というか、むしろ通常の福袋よりもガッチリ洋服を着込んでいるイラストのグッズが多い。内容物としては美少女ゲーム作品オンリーで揃えられているし、事前の店員さんの説明でもそう言っていた。我々が勝手にまるだしというキーワードをムクムクと膨らませていただけだったという。
今はなきお店クレバリー。クレバリーといえば名物の不幸袋。というわけで購入した「帰ってきた“不幸袋 in 2012”」。2012年ということで価格も2012円。一番重いものを購入してみたが、中から出てきたのは中古の電源ユニットとアース付きのプラグが14個。まさに不幸!
クレバリーでは、2010年にも不幸箱を購入している。それが「不幸箱 in 2010 “不況箱”」だ。200個限定販売ということで、開店前からベルサール秋葉原まで行列ができていた。当時は、それほどクレバリーの不幸箱は人気があったということだ。
スカスカの箱の中身は、各種ソフトウェアとCPU。冬のソナタ日本語字幕版を全話収録したmicroSDカード(2GB)が当たりに思えるが、ソフトバンクのガラケーでしか視聴できない残念仕様。裸で転がっているCPUは「Sempron 2800+」。低消費電力なのはいいが、いかんせん古すぎて当時でも対応マザーボードを探すのが至難の業。予想を裏切らない不幸感がたまらない逸品だ。