静電気を使って、イライラ棒を作ってみよう!
普段は目に見えない静電気のふしぎを実感したところで、静電気を使ったイライラ棒作りをご紹介します! 先ほど使用した風船とタオルは、こちらの実験でも使うことができます。
【用意するもの】
・風船
・タオル
・アルミホイル
・透明のプラスチックカップ
アルミホイルと透明プラスチックカップは100円ショップでご用意することができます。
ではさっそく作ってみましょう。まずはアルミホイルを切り、写真のようにプラスチックカップの外側に巻き付けてセロハンテープでとめます。同じものを2つ作ります。
①と②の形状のアルミホイルを作っていきます。
新たにアルミホイルをカットし、横幅が3cm、縦幅が10cmくらいの細長い四角い形になるように折ります。
続いて、細長く折ったアルミホイルを半分に折ります。これが①です。
さらに、新たにアルミホイルを切り、今度はぐるぐると細く巻いていきます。これが②です。
片方のプラスチックカップのアルミホイルの外側に①と②を当てたまま、もう片方のプラスチックカップの中に入れて写真のように挟みます。
②をひねって好きな形を作ります。イライラ棒のコースになるので、難しいコースを作ってみましょう!
もうひとつアルミホイルを切って、イライラ棒にとおす持ち手付きの輪っかを作ります。
これで静電気イライラ棒の完成です!
タオルで風船をこすって静電気を発生させ、①の四角いアルミホイルに風船を近づけるとパチパチと音が鳴ります。風船をこすっては近づける動作を数十回繰り返し、静電気をためていきます。
片手でプラスチックカップの外側のアルミホイルの部分をしっかり持ち、もう片手に手持ち付きの輪っかを持って、イライラ棒のなかにとおします。
手持ち付きの輪っかがイライラ棒のコースにくっついてしまうと「パチッ」となります。
今回は、静電気を使ったイライラ棒の作り方をご紹介しました! 100円ショップに売っているもので簡単に作ることができますので、静電気がおきやすい冬にお家で楽しむ実験としておすすめです。コースを変えれば何回も遊ぶことができますので、ぜひチャレンジしてみてください。
■注意事項
・小学生など低年齢の子どもが実験をするときは、必ず保護者の指導のもとで実施してください。
・湿度が高い環境では、実験がうまくできない場合がありますのでご注意ください。
・心臓ペースメーカーを装着している方や、心臓疾患をお持ちの方、心臓の弱い方は実験をお控えください。
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