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Wear OS by Googleを採用するアウトドア対応スマートウォッチ

カシオ初心拍センサー搭載スマートウォッチPRO TREK Smart「WSD-F21HR」を着けて走った

2020年01月05日 12時00分更新

文● 山本 敦 編集●飯島恵里子/ASCII

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新規ウォッチフェイスの「ハートレート」からはグラフ化された心拍ゾーンの変化がモニタリングできる

視認性の高い新ウォッチフェイス「ハートレート」

 PRO TREK Smartシリーズの中でも本機専用に用意されたウォッチフェイス、「ハートレート」はかなりのスグレモノだ。カラー表示の液晶画面上で、時刻の他にも常時心拍数の変化や1日のエネルギー消費量がモニタリングできる。

 ウォッチフェイスの設定メニューから、誕生年月と安静時心拍数をセットアップしておけば、過去24時間の心拍ゾーン履歴を画面上で確認できる。心拍ゾーンは安静時心拍数と総合最大心拍数に基づいて、計測された心拍数をゾーン1〜5まで段階的に色分け表示して可視化する仕組みになっている。

あらかじめ設定した心拍ゾーンのエリアを超える心拍数が計測されるとアラートを飛ばしてくれる

 ゾーン1が最大心拍数の50%以上、ゾーン5は最大心拍数の90%以上の状態を目安として知らせてくれる。ランニング、またはトレイルランニングのアクティビティを計測している最中に、心拍数が一定ゾーンを超えた際にアラートを知らせてくれる。過剰なトレーニングを未然に防いでくれる頼もしい機能だ。

PRO TREK Smartを着けて走る・心拍を計る

 WSD-F21HRを装着して心拍測定機能を中心に試してみた。筆者はふだんランニングは屋外ではなく、ジムに出かけてトレッドミルを走っている。今回はGPSと地図機能を試すために屋外も走ってみた。

スマホを持たずに出かけてもウォッチにマップデータがダウンロードされていれば、内蔵GPSで自分の位置が正確にトラッキングできる

 通い慣れた自宅からジムまでの道のりをトラッキングしてもあまり意味はないかもしれないが、やはりウォッチ単体で地図と位置情報が確認できると便利である。

 堅牢性の高さはアウトドアスポーツに打って付けだといえるし、他のスマートウォッチにはあまりないPRO TREK Smartシリーズならではの特徴だ。ジムで走りながら汗を多くかいた時も安心して使えた。

 ボタンの高さをウォッチのベゼルに合わせているため、誤操作によりいつの間にかアプリが起動しているようなことがない。トレーニング機器にぶつかって破損する心配もなさそうだ。やや浅めのボタンのクリック感には最初のうちは少し戸惑うかもしれないが、慣れれば歩きながら、走りながらでもスムーズに操作できるようになると思う。

ランニング中の画面表示。ハートレートウォッチフェイスの左側に色分けされた心拍ゾーンが表示される

モノクロ液晶の側にも心拍ゾーンやリアルタイムに計測されている心拍など必要な情報が表示される

 長い時間走り続けるのであれば、本体はもう少し軽い方が好まれるかもしれない。特に手首の細い女性にとってはPRO TREK Smartシリーズの大きさは持て余すだろう。多少機能を絞り込んで、よりライトウェイトなWear OSを搭載するスマートウォッチがカシオから発売されてもいいのではないだろうか。

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