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ディープインサイト、深層学習ができる組み込み型エッジAIを提供開始

 ディープインサイトは11月18日、深層学習(推論と学習両方)ができる、組み込み型エッジAI「KAIBER engram(カイバー エングラム)」を提供開始した。

 IoT端末の提供企業は、従来のエッジAIよりも、端末とクラウドサーバー間の通信コストを削減できるという。収集したデータの漏洩へのセキュリティーや、学習分析の速度も向上。安定した性能のAIを活用したIoT端末の開発も可能になる。

 深層学習型のAIが昨今主流になりつつあるが、このAIは大量のデータを扱うため、小さな端末では対応できない。AIカメラなどのIoT端末においては、端末で収集したデータはクラウドで分析と予測をするという。クラウドの利用は、通信データ量に応じた従量課金制がとられているため、学習や予測をするにつれ、コストがかかる構造になっているとのこと。

 そのため、近年では端末にAIを組み込み、事前に学習したデータから予測するエッジAIが増加している。同社はこれまでエッジAIを手軽に搭載できる開発支援ツール「KAIBER(カイバー)」を提供してきた。2020年から日本国内では5Gの利用が開始され、より多くのデータ通信が実施されることが予見される。同社はさらなる通信コスト削減や、安定した性能のIoT端末の開発支援を目的に、端末内で深層学習ができるKAIBER engramを提供したとしている。

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