「詳細な音声ガイダンス」機能はハンズフリーでも利用可能
デモを見た感想としては、視覚障がい者だけでなく、一般のユーザーにもありがたい機能だと感じた。Google マップを使うときは、ついスマートフォンの画面を見る頻度が高くなり歩きスマホをしてしまいがちだが、危険な行為だ。
「詳細な音声ガイダンス」は機能を有効にすれば、スマホをポケットにしまった状態でも音声案内を利用できる。そのため、スマートフォンの画面をチェックする頻度を減らすことができる。特にベビーカーを押していたり、荷物を持つなどで、両手が塞がっているような状態だと便利だろう。
また最近は外部の音もしっかりと取り込めるオープンイヤータイプのイヤホンもあるので、組み合わせて使えばGoogle マップからの案内と外部の音を両方とも聴き取れるので相性が良さそうだ。
現状では、「詳細な音声ガイダンス」のベースとなる徒歩ルート検索自体は、健常者に提示するルートと同じものとなっているが、今後は対応言語も含めてそのユーザーに適したルート提示ができるようにもしていきたいとのこと。世界中の障がいのある数億人がGoogle マップを活用して、なじみのない場所でも自由に移動できる日が来ることを期待したい。