アップルの最新「macOS Catalina」が、10月8日に提供を開始した。6月に開催されたアップルの開発者向け会議WWDCで発表されたように、iTunesが3アプリに置き換わり、iPadが2台目ディスプレイとして利用可能、32ビットアプリが動作しなくなると大きな進化を遂げており、注目を集めている。
早速、新機能目白押しのmacOS Catalinaをまとめてチェックしてみよう。
7年前のMacでもOK! iTunesが3アプリに分裂したのが衝撃的
macOS CatalinaにアップデートできるのはOS X 10.9以降で、MacBook Pro(Mid 2012以降)、MacBook Air(Mid 2012以降)、iMac(Late 2012以降)、Mac mini(Late 2012以降)、Mac Pro(Late 2013以降)、MacBook(Early 2015以降)、iMac Pro(2017以降)となる。
ほとんどmacOS 10.14 Mojaveの対応機種と同じで、7年前のモデルまでサポートしているのはとてもありがたい。実際、今回の記事の画面は2012年のMacBook Airで撮っているが、問題なし。
ちなみに、カタリナというコードネームの元ネタは、カリフォルニアの観光地であるサンタカタリナ島から。前macOS Mojaveの砂漠から一転、海がモチーフとなった。
macOS Catalinaの大きな変更点のひとつが、従来のmacOSにあった「iTunes」に代わり、「ミュージック」と「TV」「Podcast」の3つのアプリが加わったことだ。
新しいMac用「Apple Music」アプリケーションでは、5000万以上の曲やプレイリスト、ミュージックビデオをストリーミングで楽しむことができる。もちろん手持ちのライブラリのコンテンツは引き継がれ、「Apple TV」アプリケーションではApple TVチャンネルや映画コンテンツを楽しめる。
11月1日(米国時間)からスタート予定の「Apple TV+」にも対応。7日間の無料トライアル終了後、月額600円(税込み)の映像配信サービスで、どんなラインナップで攻めてくるのかが楽しみだ。なんと、新しいiPhone、iPad、iPod touch、MacまたはApple TVを購入すると1年間無料という太っ腹。
続いて「Apple Podcasts」。膨大な番組から気になるコンテンツを探し出し、自由に視聴できる。
なお今後もiTunes Storeから、Mac、iOS、Windows パソコン、Apple TVで音楽を購入できる。
iOSデバイスとの同期などは、Finderのサイドバーからできるようになった。本当にiTunesがなくなったことを実感する。