Whiskey Lake-UとPCle対応のM.2 SSDを採用
税別7万円台からで13時間以上駆動する13型ノートPCの性能をチェック (1/3)
2019年09月27日 09時00分更新
小型軽量ボディと大きめのディスプレーを両立したデルの13.3型ノートパソコン「Latitude 3301」。CPUはノート向け第8世代プロセッサーのWhiskey Lake-Uが採用されているが、どれくらいの性能なのだろうか。今回は、Core i5-8365Uを搭載したモデルを試すことができたので、各種ベンチマークテストを実施して気になるパフォーマンスをチェックしてみた。
第8世代Intel Core vProモバイルプロセッサーを搭載
デルの直販サイトでは、用途や予算に合わせてLatitude 3301のCPUやメモリーをカスタマイズしてオーダーすることができる。主要パーツの選択肢は次の通り。
Latitude 3301のオプション | |||||
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プロセッサー | Core i3-8145U(2.1GHz/2コア)/Core i5-8265U(1.6GHz/4コア)/Core i5-8365U(1.6GHz/4コア/vPro)/Core i7-8565U(1.8GHz/4コア) | ||||
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 | ||||
メモリー | 4GB(LPDDR3 1866MHz)/8GB(LPDDR3 1866MHz) | ||||
ストレージ | M.2 128GB PCle Class 35 SSD/M.2 256GB PCle Class 35 SSD/M.2 256GB PCIe NVMe Class 40 SSD/M.2 512GB PCIe NVMe Class 35 SSD/M.2 512GB PCIe NVMe Class 40 SSD | ||||
ディスプレー | HD(1366×768ドット)/FHD(1920×1080ドット) | ||||
バッテリー | 4セル 45WHR/4セル 52WHR |
今回試した製品は、Core i5-8365Uプロセッサー、8GBメモリー、M.2 128GB PCle Class 35 SSD、フルHDディスプレー、4セル/45WHRバッテリーという構成になっていた。このうちCore i5-8365UはWhiskey Lakeアーキテクチャーを採用したビジネス向けのプロセッサー(vPro)で、一般向けのCore i5-8265Uとほぼ同等の性能だ(ただし、Turbo Boost時の最大クロック数が3.9GHzから4.1GHzに引き上げられている)。
まず、Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)でパフォーマンスを評価してみたところ次の結果になった。
Windowsエクスペリエンスインデックス(WinSAT)の結果 | |||
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プロセッサ | 9.1 | ||
メモリ | 9.1 | ||
グラフィックス | 7.4 | ||
プライマリ ハードディスク | 8.7 |
プロセッサとメモリが9.1、プライマリハードディスク(PCIe NVMe M.2対応SSD)が8.7という非常に高い結果になった。グラフィックスは統合型ということもあって7.4と若干下がるが、全体的にかなりパフォーマンスは高そうだ。
CINEBENCH R15では、CPUのマルチコアが612cb、シングルコアが169cbとなった。Core i5-8265Uと比べると若干パフォーマンスは高め。
CINEBENCH R20も試してみると、マルチスレッドが1382pts、シングルスレッドが408ptsとなった。Core i5-8265Uとその上位のCore i7-8565Uの間くらいの性能だ。