Kubernetesはゲームチェンジャー
「顧客がモダンアプリケーションを構築し、デリバリーができるようするために、Pivotalを買収した。エンタープライズソフトウェアのデリバリーを大きく加速できる」と、ラグラムCOOは述べる。
VMwareのパット・ゲルシンガーCEOは「Kubernetesはゲームチェンジャーであり、しかも、10年に一度出てくるか、出てこないかぐらいのゲームチェンジャーだといえる。それを見逃すわけにはいかない」と言い切る。続けて「Kubernetesの時代が訪れており、いまがチャンスである。VMwareはPivotalやHeptoicなどの買収によって、Kubernetesにおける最高のエンタープライズサプライヤーになることができる」と宣言する。
もともとPivotalは、EMCやVMware、GEが出資してスタート。EMCをデルが買収したことで、VMwareと同じデルの傘下にあった。
このタイミングで、VMwareがPivotalを買い戻した理由について、ゲルシンガーCEOは、次のように話す。
「まずは、なぜ切り離したのか。VMwareは、NSXやvison、HCI、マネジメント戦略やクラウド資産の構築を優先したため、VMwareの社内リソースでは、Pivotalを成長させることができないと判断したことが理由。そこで会社を切り離して、ロブ・ミーCEOにPivotalの事業を拡大してもらった。
では、なぜ買い戻したのか。PivotalはKubernetesよりも先にコンテナの取り組みを始めていたが、いまはKubernetesがメインストリームになり、それにあわせてPivotalはビジネスを再構築し、Kubernetesへと移行を完了した。その戦略を加速させるためにVMwareに戻した。会社を買収しても、これからPivotalの方針を変えるというリスクがなく、彼らの戦略を加速できる」とする。
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