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楽天の新スマホは、80g弱の超小型スマホにAQUOSやOPPO、Xperiaと、おサイフケータイ対応機多数

2019年09月08日 12時00分更新

文● オカモト/ASCII編集部

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 楽天モバイルが、10月の自社ネットワークによるサービス開始に合わせて、スマートフォン8機種を発表した。自社ネットワークにおいては、当面はテストユーザーを募集する形の限定的なスタートだが、後述するRakuten Mini以外は、現行のMVNOでのサービスでも利用可能。

 今回発表された端末はすべてSIMフリーで提供されるが、楽天モバイル自身で提供するRakuten Miniと、専売モデルであることが言明された「AQUOS sense3 lite」以外は、他のMVNOや単体での販売の可能性もあるかもしれないので、要注目と言えそうだ。

スマホ7機種(+発売日未定の楽天オリジナル機)とルーター2機種が発表された。全機種SIMフリー

楽天モバイルの新機種はすべてSIMフリー
おサイフケータイ対応機の多さも魅力

 新登場の防水&FeliCa対応のOPPO製スマホに、SIMフリーでも人気のAQUOSミドルクラスの新モデル、楽天初登場のGalaxyに、Xperiaのコンパクトモデルまで、注目モデル多数の楽天新スマートフォンについて、本記事では全機種紹介する。

●今回発表されたスマートフォン8製品と発売時期
・楽天モバイル「Rakuten Mini」 未定
・オッポジャパン「OPPO Reno A 128GB」 10月上旬
・シャープ「AQUOS sense3 lite」 10月上旬
・シャープ「AQUOS sense3 plue」 12月中
・ソニーモバイル「Xperia Ace」 10月上旬
・サムスン電子「Galaxy A7」 10月中
・サムスン電子「Galaxy S10」 12月中
・富士通コネクテッドテクノロジーズ「arrows RX」 10月上旬

約80gでFeliCaも搭載する注目コンパクト機「Rakuten Mini」

 久々の新規参入事業者だけに目玉も必要……というわけで、楽天モバイル自身が企画したという超小型スマホが、この「Rakuten Mini」。発売時期自体はまだ未定とのこと。

手のひらサイズのスマホを求める層に注目の1台。eSIM内蔵とのこと

 3.6型というiPhone 3Gが登場した時代を思い返させるサイズのディスプレーを搭載し(解像度はHD)、本体サイズは約53.4×106.2×8.6mm、重量は約79gという超小型サイズ。発表会会場では「Palm Phone」に似ているという声もあったが、それよりは一回り大きい。

背面には楽天のロゴとFeliCaマークが

 主なスペックは、Snapdragon 439(2GHz+1.45GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージ、16メガカメラ(イン5メガ)、1250mAhバッテリーなど。指紋センサーはないが、顔認証に対応。そしておサイフケータイが利用可能。SIMはeSIMとなっており、基本的には楽天のネットワークで利用する端末となる。

カラバリはナイトブラックとクールホワイトの2色

 スペックも十分なだけに発表会で試用した範囲では動作はスムーズ。実際の製造は実績のある中国ODMメーカーが担当したとのことで、作りにも問題は無さそう。超小型端末だけに、気になるのはバッテリーの持ちになりそうだ(連続待受時間は約160時間)。

防水防塵&Felica搭載のOPPO製スマホは楽天からデビュー

 以前から防水&FeliCa搭載の新機種を予告していたOPPO。まずは楽天モバイルからのデビューとなった。

期待されていたOPPOの国内向けカスタマイズモデルが発表

 Renoシリーズとしては第2弾となる「OPPO Reno A 128GB」は、基本性能はミドルハイクラス。OPPO端末らしく、やはりカメラが売りとなるが、リアのデュアルカメラは超広角レンズとの組み合わせでない点がやや残念。

ブルーのカラバリは左右に2色に分かれるグラデーションが特徴的

 主なスペックは、水滴型ノッチの6.4型有機EL(1080×2340、19.5:9)、Snapdragon 710、6GBメモリー、128GBストレージ、16メガ+2メガ(イン25メガ)、防水・防塵(IPX7/IP6X)、画面内指紋センサー(+顔認証)、3600mAhバッテリーなど。本体サイズは約75.4×158.4×7.8mm、重量は約169.5gと手に取った感覚が案外軽い。楽天を含む、4キャリアのVoLTEやDSDVにも対応するので、単体での販売にも期待したい。

DSDV対応ということで、楽天以外からの販売にも期待!

SIMフリーでも人気のAQUOSミドル機の2019年モデルは
まずは楽天からの発表

 キャリア、SIMフリーの両方で人気のAQUOSのミドルクラス機「AQUOS sense」シリーズ。今年はまずは楽天からの発表となった。「AQUOS sense3 lite」「AQUOS sense3 plus」の2機種が用意されている。なお、前者は楽天モバイル専売モデルとなる(スペックが近いモデルが「AQUOS sense3」として登場する可能性はあるかも!?)。

ミドルクラスの新AQUOSが楽天専売で登場

 まずはAQUOS sense3 lite。18:9の5.5型IGZO液晶を搭載する点は、現行のAQUOS sense2と同じだが、600番台のSnapdragon、4000mAhバッテリーと強化点は多数。最長1週間のバッテリー持ちをうたう。

カメラはシングルで、カラバリはライトカッパー、シルバーホワイト、ブラックの3色

 主なスペックは、Snapdragon 630、4GBメモリー、64GBストレージ、12メガカメラ(イン8メガ)、防水・防塵(IPX8/IP6X)、指紋センサー(+顔認証)など。おサイフケータイにももちろん対応している。

 一方の「AQUOS sense3 plus」については、AQUOS sense3 liteよりも明らかに大きなディスプレーとデュアルカメラを搭載したモデルだが、12月の発売で、詳細は後日の発表とされている。

「AQUOS sense3 plus」は発表会会場でも詳細スペックの記述は無し

ドコモ夏モデルのミドル&コンパクト機がSIMフリーで

 今年のドコモ夏モデルとしてリリースされたミドルクラスのコンパクト機「Xperia Ace」が、なんとSIMフリーとして楽天モバイルから発売されることになった。

ドコモから少し遅れて、楽天からも登場の「Xperia Ace」

 スペックや特徴はドコモ版と基本的に同一。5型液晶(1080×2160、18:9)、Snapdragon 630、4GBメモリー、64GBストレージ、12メガカメラ(イン8メガ)、防水・防塵(IPX8/IP6X)、指紋センサー、2700mAhバッテリー、おサイフケータイなど。LTEの対応バンドは1/3/4/5/8/12/17/18/19/26/38/41で、楽天を含む、4キャリアのネットワーク/VoLTEに対応している。

Galaxyシリーズが楽天から!
新ミドル機「Galaxy A7」にフラグシップ「Galaxy S10」まで

 国内ではキャリアモデルのイメージが強いサムスン電子のGalaxyシリーズだが、UQ mobileにつづいて、楽天からも登場。しかもミドルクラスの新機種「Galaxy A7」、現行フラグシップの「Galaxy S10」の2本立てだ。

 まず、「Galaxy A7」は18.5:9の6型有機EL、ミドルクラスの性能の「Exnos 7885」(オクタコア、2.2GHz+1.6GHz)を搭載したモデル。おサイフケータイや防水には対応しないが、カメラが自慢で、超広角レンズを含むトリプルカメラ仕様となっている。そのほかのスペックは、4GBメモリー、64GBストレージ、3400mAhバッテリー、指紋センサー(+顔認証)など。

Galaxyシリーズのミドル機が今度は楽天から発売

おサイフケータイは搭載しないが、トリプルカメラが魅力

 一方の「Galaxy S10」は、おなじみのGalaxyシリーズのフラグシップ機で、楽天とドコモ、auの3社のネットワークに対応。おサイフケータイも利用できる。

Galaxy S10も登場!

arrowsシリーズもミドルクラスの「arrows RX」

 富士通コネクテッドテクノロジーズのarrowsシリーズもミドルクラス機を楽天向けに提供。「arrows RX」の主なスペックは、ノッチ付きの5.8型液晶(1080×2280)、Snapdragon 450、3GBメモリー、32GBストレージ、13.1メガカメラ(イン5メガ)、防水・防塵(IPX8/IP6X)、指紋センサー、2880mAhバッテリー、おサイフケータイなど。


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