自立式とキーボード着脱式の2in1の特徴を比較
SurfaceとVAIO、仕事で使う2in1に最適なのは? 実機で比較
2in1は大きく2種類、自立型か着脱型か
働き方改革が叫ばれる中、2in1スタイルで活用できるビジネスノートが注目を集めている。特徴はペン操作に対応し、必要に応じてディスプレー部のみを軽量に持ち運べる点だ。テレワークやリモートワークが増えてくると、ペーパーレス化が必須となり、紙の資料に赤入れするといったスタイルは難しくなる。また、離れた場所をつないだ、会議やブレストなども増える。ホワイトボードアプリなどを使って、手書きした内容を共有しながら、資料をブラッシュアップしていくのにも最適だろう。
ここでポイントになるのは、ペン操作に対応したマシンであっても、ノートパソコンとしての使い勝手はスポイルしてはならない、という点だ。多くの時間はキーボードに向かった作業になるわけだから、ノートパソコンならではの使い勝手が損なわれたり、大幅な重量増によって、持ち運びが負担になってはいけない。
こういった状況を踏まえつつ、各社が様々なスタイルの2in1モバイルノートを企画している。代表的なのが、「Surface Pro」のような自立式のスタイルを採用したもの。もうひとつが、「VAIO Pro PA」に代表される着脱式のスタイルだ。
マイクロソフトが確立したキックスタンド+タイプカバーの2in1スタイルと、VAIOの工夫で実現した、キーボード着脱式ながら、軽量かつ使い勝手に優れた2in1スタイル。ここでは、「Surface Pro 6」と「VAIO Pro PA」のそれぞれを、2in1の代表選手として紹介し、オフィスワークからモバイルワークまで別け隔てなく活用できるビジネスマシンの条件と、その使い勝手の違いを検討してみた。