世界最先端のテクノロジー情報をお届けするグローバルメディア「MITテクノロジーレビュー」から、ビジネスに役立つ注目のテック企業の最新動向、イノベーションにつながる最新の研究内容をピックアップして紹介します。
ローレンス・レッシグに聞く、データ駆動型社会のプライバシー規制
経済成長の原動力としてデータ流通に注目が集まり、各国でさまざまなアプローチが展開されている。同時に、GAFAのような巨大プラットフォームによる膨大なデータを収集は監視であるとして、判然としないプライバシー保護やセキュリティに不安の声も増えている。サイバー空間の法制度について先見性に満ちた考察で知られるハーバード大学のローレンス・レッシグ教授に、信頼できるデータ流通のために構築すべきアーキテクチャについて聞く。
AIが書いたテキストを見抜くAIツール ハーバード大など開発
人工知能(AI)のアルゴリズムは、一般の人間を騙せるほど説得力のある文章を生成できる。つまり、AIを使えば、フェイクニュースや嘘のレビュー記事、嘘のソーシャルアカウントを大量生産できるということだ。しかしありがたいことに、AIが生成したニセの文章を判別できるAIツールが登場している。
小惑星が地球とニアミス、直前まで発見されず
その小惑星は、誰にも気づかれることなく、地球からわずか7万3000キロメートルの距離にまで接近していた。今回の小惑星のニアミスにより、いつか起こるかもしれない小惑星の衝突に備えることへの新たな危機感が募っている。
世界最先端の中国アプリ ウィーチャットに見る インターネットの暗い未来
11億人以上のユーザーを持つ中国のメッセージ・アプリ「ウィーチャット(WeChat)」は、中国人社会に広く浸透し、もはや生活に不可欠なものとなっている。だが同時に、中国政府による統制の強化にも大きな役割を果たしている。
原因不明の「銃創探し」からダークマターの特徴を導く新研究
物理学者や天文学者によると、宇宙は目に見えないが質量を持つ暗黒物質(ダークマター)で満たされており、太陽系はその中をかき分けるように進んでいるという。ダークマターの大きさや質量はまだ分かっていないが、体内を貫通したダークマターによって死傷した人が見当たらないことから、その範囲をある程度絞り込むことは可能だ。
米司法長官らが「バックドア」設置を再び要求、合法化訴え
7月23日、ニューヨークでのウィリアム・バー米国司法長官の演説で、暗号化データに関する議論が再燃した。発言者の顔ぶれは異なるものの、バー長官の主張は司法省関係者の長年に渡る議論の反復である。バー長官は、政府が暗号化されたデータにアクセスする必要があり、それができなければデバイスは「無法地帯」となって司法当局の妨げになると述べた。
自撮り写真を名作風の肖像画に、GAN利用の新ツールが話題
ディープフェイクを支える「敵対的生成ネットワーク(GAN)」は、43万2500ドルの値がついた芸術作品を作成するのにも使われている人工知能(AI)の手法だ。
ニューヨーク・タイムズ、デマ撲滅にブロックチェーン活用へ
ブロックチェーン・テクノロジーは、ニューヨーク・タイムズ紙が立ち上げた新しい研究プロジェクトの中核となるテクノロジーだ。プロジェクトの目的は「読者に対して、報道コンテンツの出所をより明確にする」ことにある。
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