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MSI「GeForce RTX 2070 SUPER GAMING X TRIO」レビュー

GeForce RTX 2070 SUPERはパワフルなMSIがベストバイ

2019年07月09日 22時00分更新

文● 飯島範久 編集●北村/ASCII編集部

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ブーストクロック値以上でも安定動作

 GPUの動作クロックは、ベースクロックが1605MHzでブーストクロックは1800MHz。ブーストクロックはリファレンスモデルより30MHzアップしている程度だが、MSIの統合アプリケーション「Dragon Center」を利用すると、「Silent」「Performance」「OC」の3つのモードを切り替えられる。

 また、「Gaming Mode」を利用すると、動作クロックやファンの回転が最適化される設定も用意されている。これらのモードは、Performanceモード以外このアプリを常駐させておく必要がある。

GPU-Zの画面。メモリーは8GB GDDR6を搭載。メモリーバスは256ビット

MSIの統合アプリケーション「Dragon Center」

通常はPerformanceモードで動作しているが、SilentモードとOCモード、さらに自分でGPUとメモリーのクロックなども設定できる

Gaming Modeは、環境に合わせて調整される

設定で60度以下ならファンをストップさせる「Zero Frozr」と強制的に最大回転にする「Cooler Boost」がある

 Dragon Centerを起動しオーバークロックツールの「Afterburner」で確認すると、GPUクロックは、Silentで1935MHz、Performanceで1965MHz、OCは1995MHzで動作していることが確認できた。

 いずれもメモリークロックは7000MHzのままだが、Gaming Mode時は、GPUクロックが1980MHz、メモリークロックは7140MHzで動作していた。

MSIのオーバークロックツール「Afterburner」。「Dragon Center」より細かく調整ができる

左からSilent、Performance、OC、Gaming ModeのGPUとメモリーの動作クロックの最大値

 サイドパネルのロゴ部分とファンを挟むようにLEDが仕込まれている。「Mystic Light 3」を使うことで色やアニメーションを変えられるのだが、今回動作させるベータ版が手に入らず、確認できなかった。ただ従来の「GeForce RTX 2080 Ti GAMING X TRIO」などと動作は同じだろう。

レインボーにアニメーションして光るLED。光り物大好きな筆者にはかなり満足

補助電源コネクターは8ピン×2で、RTX 2070 SUPER Founders Editionの8+6ピンより多くなっている

インターフェースは、DisplayPort×3にHDMI×1。Founders EditionにあったUSB Type-Cはない

NVLinkを使用したSLIが利用可能になったのがRTX 2070 SUPERの特徴だが、本製品は、カバーのネジを外して、コネクターへアクセスできるようにする必要がある。デザイン性のこだわりはMSIならでは

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