各種ベンチマークテストを実施して「dynabook T9」の実力をチェック
普段作業がサクサクできる基本スペック高い15.6型ノートPC「dynabook T9」
2019年07月12日 09時00分更新
Dynabookのスタンダードノートパソコン「dynabook T9」(ウェブ直販サイト「Dynabook Direct」限定モデルはdynabook AZ65/K。標準モデルは256GB SSDを搭載)は、15.6型フルHDディスプレー搭載の2019年夏モデルだ。4コア/8スレッドのCore i7-8565U、1TB HDD/128GB SSDのデュアルストレージ、16GBメモリーなどを搭載するスタンダードモデルとしては高めの性能が魅力の1台だ。
前回はキーボードやスペック、バッテリー駆動時間など使い勝手を取り上げたが、今回は各種ベンチマークテストを実施して、dynabook T9の実力をチェックしてみよう。
■目次
・ウェブブラウジングや文書作成などの作業はサクサク快適!
・負荷の軽い3Dゲームタイトルは問題なくプレー可能
ウェブブラウジングや文書作成などの作業はサックサク!
まずはマシン全体のパフォーマンスを測るため、ベンチマークソフト「PCMark 10」と「3DMark」を使ってチェックしてみた。
PCMark 10は総合系ベンチマークソフトで、通常作業などのパフォーマンスをチェックすることができる。計測した結果、総合スコアは2969という結果になった。基本性能を示す「Essential」は6051、ビジネスアプリの性能を示す「Productivity」は5124と高いスコアを示したが、コンテンツ制作における性能を示す「Digital Content Creation」は2293となった。ウェブブラウジングやメール、Office文書作成などの一般的作業については快適だが、重めの動画編集などのクリエイティブ作業は厳しいかもしれない。
つぎにグラフィック性能をチェックすべく、3DMarkを試してみた。3DMarkとは、GPU性能をチェックするためのベンチマークソフトだ。「Time Spy」は474、「Sky Diver」は4868、「Fire Strike」は1238。インテル UHD グラフィックス 620のため、スコアは高くない。負荷の高い大作ゲームは厳しいが、負荷の軽いMMORPGやブラウザーゲームなら設定次第では遊べそうだ。
今度は「CINEBENCH R20」を用いてCPU性能をチェック。CINEBENCH R20はCGのレンダリング性能から独自のスコアを算出するソフトだ。実際に試してみたところ、CPUのスコアは1283pts、CPU(Single Core)のスコアは443ptsとなった。4コア/8スレッドのCPUのため、最近の6コアCPUなどと比べると数値は劣ってしまうが、Core i7なだけあって悪くない結果だ。
ストレージの速度を測る「CrystalDiskMark」を使って検証したところ、SSDのシーケンシャルリードは1089.7MB/秒という結果になった。OSの起動、アプリケーションの立ち上がりなどはいずれも速く、ストレスなくサクサク作業できる。一方、HDDのシーケンシャルリードは151MB/秒とSSDよりも速度は低いが、1TB HDDの容量を積んでいるため、データの保存といった用途で活かされるだろう。