コト視点でのお役立ちを提案したい
TOKYO リノベーション ミュージアムの名称は、3つの言葉で構成されている。
パナソニック ライフソリューションズ社の北野亮社長は、それぞれの言葉の意図について説明する。
ひとつめは冠を「パナソニック」ではなく、「TOKYO」としたことだ。しかも、「東京」ではなく、「TOKYO」と英字にした。
北野社長は「企業色を前面に出すのではなく、日本の政治、経済の中心であり、世界の中でも住みやすい都市の上位にランキングされ、さまざまな価値観を持った人が暮らす『TOKYO』を主語にすることで、モノ視点ではなく、コト視点でのお役立ちを提案したい」とする。
TRMではパナソニックの製品だけでなく、パートナーの製品も品揃えすることで、幅の広い提案をし、「他業種のパートナー企業との共創によるサービスや情報の提供など、関連するさまざまな相談に応える環境によって、一人ひとりの憧れの暮らしの実現に貢献する」と語る。
パートナーとの協業という点では、三井住友信託銀行など5社と提携。「パートナーとの拡大は、今後も弾力性を持った形で、素早く展開したい」とした。
この連載の記事
-
第587回
ビジネス
メーカー自身が認定し、工場検査後に販売するパナソニックの中古家電 -
第586回
ビジネス
マイクロソフト、日本への4400億円のAI/データセンター投資の実際 -
第585回
ビジネス
日本市場の重要性を改めて認識する米国企業、変革期にある製造業がカギ -
第584回
ビジネス
NTT版の大規模言語モデル(LLM)、tsuzumiの商用化スタート、勝算は? -
第583回
ビジネス
エコ投資に取り組むエプソン、見方によっては10年で1兆円の投資も -
第582回
ビジネス
パナソニックコネクトの現在地点、柱に据えるBlue Yonder、ロボットとは? -
第581回
ビジネス
スタートして半年の日本NCRコマース、軸はAIとプラットフォームの2つ -
第580回
ビジネス
コンカーの第2章は始まるのか、SAPの生成AIを使って効率的な経費精算を -
第579回
ビジネス
AIの筋トレはいまから始めるべし、マイクロソフト津坂社長がCopilotの議論から得たもの -
第578回
ビジネス
大赤字からの再起はかるバルミューダ、その足掛かりは? -
第577回
ビジネス
日本の強さは量子力学におけるトンネル効果があるため、量子と出会い、広げよう - この連載の一覧へ