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柳谷智宣のkintoneマスターへの道第80回

ライセンスのない外部の人にkintoneのデータを公開する方法

2019年04月10日 10時00分更新

文● 柳谷智宣

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サイボウズ社が提供しているウェブサービス「kintone」は、一言で言うなら「簡単に自社の業務に適したシステムを作成できるクラウドサービス」だ。業務アプリを直感的に作成できるほか、社内SNSとしての機能も備えスピーディーに情報共有ができるなど魅力が盛り沢山だ。 本連載では、そんなkintoneの導入から基本機能の紹介、そしてアプリの活用法など、ビジネスの現場で役立つ情報を取り上げていく。第80回では、ライセンスのない外部の人にkintoneのデータを公開してみる。

kintoneのデータを外部に公開できるサービス「kViewer」を活用

 飲食店でスポットの仕入れが多いと、毎回メニューを印刷するのは無駄が大きい。仕入れはkintoneで管理しているので、商品データと販売価格のデータはすでにある。そこで、店舗のタブレットやお客さまの端末で閲覧してほしいのだが、kintoneのユーザーアカウントを用意するわけにもいず、悩ましい。

 また、クラウドファンディングなどで飲食店を立ち上げて、業務システムにkintoneを採用。ステークホルダーにリアルタイムで経営指標を公開したいが、閲覧させるだけで全員分のkintoneアカウントを契約するのは無理。しかし、頻発する問い合わせに、CSVダウンロードや画面キャプチャーで対応するのも時間の無駄になってしまうという課題も考えられる。

 これらの悩みは、どちらもkintoneの標準機能では、データを外部にそのまま公開できないということが原因。そんな時は、サイボウズスタートアップスが提供している「kViewer」を利用すれば、安価に解決できる。「kViewer」はkintoneのデータを外部に公開できるサービスで、閲覧者のkintoneユーザーライセンスは不要だ。

 まずは30日間の無料お試しトライアルが可能なので、申し込む。送られてきたURLから、kintoneのURLを登録し、準備完了。早速、新規ビューを作成してみる。今回は、kintoneアプリに登録されている商品情報から、顧客に見せたい情報だけを外部情報として引き出すことにチャレンジしてみよう。

 ビューの名前とアプリのURLを入力。kintoneアプリで発行したAPIトークンを登録すれば完了。「作成」をクリックしよう。APIトークンは、アプリの設定から「APIトークン」を開き、「生成する」をクリックすれば表示されるので、コピー&ペーストすればいい。

スポットで入荷した商品の情報を登録したアプリから、お客さん向けに販売価格のリストを表示させてみる
kintoneのURLとユーザー情報を入力する。Basic認証を利用していてもOKだ
まずは「ビューの作成」をクリックする
「リストビュー」をクリックする
ビューの名前と表示するkintoneアプリのURL、APIトークンを入力して「作成」をクリックする
アプリの「設定」→「APIトークン」→「生成する」をクリックすると、APIトークンが表示される

 ビューの編集画面が開いたら、「メインコンテンツ」を開いて、表示するkintoneフィールドを選択する。今回は、ウイスキーのラインナップを顧客に見せるだけなので、登録日や仕入れ価格といった情報は非表示にする。

 あとは、ビューの一覧画面で「公開」をクリックして公開すればいい。「公開ビュー」アイコンをクリックすると、別ページで指定したフィールドが表示される。

 とりあえず、流れに沿って数分いじるだけで、公開できてしまうのには驚いた。動作も軽快で、キホン設定のままなのに普通に閲覧できた。

ビューの編集画面が表示される
外部に公開するフィールドを選択して「保存」をクリックする
ビューを公開し、「公開ビュー」を開く
外部ページでデータが一覧表示された。もちろん、kintoneユーザーでなくても閲覧できる

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