IoTデバイスの少量生産を可能に、25万円から金型が作れる企業があった
JAPAN INNOVATION DAY 2019レポート
角川アスキー総合研究所は3月22日、赤坂インターシティコンファレンスで、オールジャンルのXTech展示カンファレンス「JAPAN INNOVATION DAY 2019」を開催した。
「JAPAN INNOVATION DAY 2019」は、これまでASCIIが開催してきた、ハードウェアとIoTプロダクト関連事業者の展示交流・ビジネスセミナーイベント「IoT&H/W BIZ DAY」のジャンルと規模を拡大したイベント。
対象分野はIoT・ハードウェア、AIのみならず、フィンテックやヘルステック、スポーツテック、働き方に関連するビジネスSaaSなど、これまでより広い業界をカバー。
IoTデバイスの小ロット生産をしたい人、必見!
本稿ではテクノラボのブースをレポート。
同社は、小ロットでの製品開発をしたユーザーに向け、少額での金型製作、デザイン、製造をするサービスを提供している。金型は小さいもので25万円から。プロトタイプと量産化の中間の、「少量生産」のニーズに応えるためのサービスだ。
担当者によれば、オリジナルのIoTデバイスをクラウドファンディングで実現したいというユーザーや、製品開発の過程で少量のみ生産したい、あるいは、大量生産をしても売れるかどうかわからないため、まずは少量で生産したいといった企業の顧客が多いとのこと。
展示されていた金型の現物も見学させてもらったが、非常に精密で、頑丈そうな印象だった。
同社ではデザインを起こす段階から一貫して請け負うことが可能とのことで、「アイディアはあるけど、どうやって入稿データを作ればいいのかわからない」といったニーズにも応えることができる。
IoTデバイスの試作をしてみたい方、ぜひテクノラボという企業をチェックしてみよう。