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82歳、川淵三郎氏が熱く語る「日本のスポーツ界は、宝の山」

2019年03月25日 06時00分更新

文● 上野直彦 編集● ガチ鈴木/ASCII編集部

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日本のスポーツのビジョン、具体的な施策の必要性

 日本のスポーツ産業は政府からも大きな期待を寄せられていて、現在の産業規模である6兆6千億円を、2020年までに倍にすると言っています。

 さらにスポーツ審議会は「一億総スポーツ社会」と唱え、スポーツ好きな中学生を現状の58.7%から2020年には80%に、またスポーツ嫌いな中学生を16.4から8%にしようという目標を掲げています。目標は目標でいいのですが、残念なのはその目標に対して、どんな施策を打っているのかが僕らにはあまり聞こえてこないです。スポーツにおける問題で一番気になるのは指導者、スポーツを行なう場所、そこに対してどんどん施策を打っていければスポーツ業界全体が活性化していきます。

 しかし現状は今年ラグビーW杯が開催され、2020年東京オリンピック・パラリンピックが開催され、という流れに任せるだけで具体的なことについては無為無策に見受けます。当然何かをやっているのでしょうが、世の中に対しては見えていませんし、そういう行動が起こっているようにも思えないです。もっとどんどん仕掛けていく、本当の意味でスポーツが発展する社会をつくっていって欲しいです。

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