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再生医療の実用化を目指す「RINK FESTIVAL 2019」でバイオベンチャーピッチ開催

2019年03月01日 16時00分更新

文● MOVIEW 清水 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP 撮影●平原克彦

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会場となったライフイノベーションセンター(神奈川県川崎市川崎区殿町)

 再生・細胞医療の実用化・産業化を促進することを目的に、企業によるイノベーション創出を目指すかながわ再生・細胞医療産業化ネットワーク(RINK)が、2月8日「緩いつながり・新たな出会い」をテーマに初の大型イベント「RINK FESTIVAL 2019」を開催した。

 当日は再生医療の実用化・産業化促進のためのセミナーやPRの場が設けられ、医療系関連事業社や研究者などが集まり、情報交換や交流を深めていた。今回は「RINK FESTIVAL 2019」の中で行なわれた、先端技術を持った多数のスタートアップ・ベンチャー企業によるピッチイベントについて、各社の発表を紹介する。

企画運営は、事務局である(株)ケイエスピーや神奈川県を中心に、RINK会員企業の有志が参加。また、再生医療イノベーションフォーラム(FIRM)、科学技術振興機構(JST)、日本貿易振興機構(JETRO)、特許庁、中小企業基盤整備機構など多くの機関も協力、総勢252名が参加。熱気あふれるイベントとなった。

がんや生活習慣病など環境要因の大きい
エピゲノム研究をフルサポート

 病気が発病する場合、遺伝的に決まっているゲノム的なものと、後天的に受けたさまざまな影響によって発症するものがある。特に慢性疾患は後天的な要素で発症することがわかっており、そのような遺伝子の働きを制御する因子をエピゲノムという。たとえば一卵性双生児であっても煩う病気は同一ではない。生まれてから死ぬまでゲノム的には同じであるのに、体の特徴は変わる。これはエピゲノムが要因となる。

 Rhelixa(レリクサ)ではエピゲノムの解析を行ない、薬がどう効くのか、どういう環境の人たちが病気になりやすいのかをデータから解析し、その基準を読み取るといったことを行っている。これらの解析を活用することで、慢性疾患などの制御メカニズムを読み解き、薬品などの機能性の評価や向上につなげていくことができる。

Rhelixa 代表取締役社長 仲木 竜氏
ゲノムとエピゲノムの比較。遺伝子そのものと、その働きを制御する因子といえる
病気は遺伝子によるものと、環境によるものに分けられ、がんや生活習慣病などはエピゲノム寄りとなる

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