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再生医療の実用化を目指す「RINK FESTIVAL 2019」でバイオベンチャーピッチ開催

2019年03月01日 16時00分更新

文● MOVIEW 清水 編集●北島幹雄/ASCII STARTUP 撮影●平原克彦

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毛の成長を抑制する遺伝子を阻害することで毛が生える育毛剤

 アドバンジェンは、毛の長さに関わるFGF-5遺伝子を抑えることで、より効果的に毛が伸びる育毛剤を開発・販売している。動物ではこのFGF-5遺伝子によって毛が長い種類と短い種類に分かれることがわかっており、人間についても毛の長さに関係している。

 毛根部にあるFGF(線維芽細胞増殖因子)の働きを阻害することで育毛ができることはわかっているが、今後はよりよい育毛剤を目指し、FGF-5だけを阻害する技術の開発にも現在取り組んでいる。

 ただし、毛髪にはさまざまな遺伝子が関係しているため開発は容易ではなく、遺伝子マーカーを解析することで新しい方法を見つけていきたいとしている。

アドバンジェン 研究開発部 部長 山本昌邦氏

FGF-5遺伝子によって毛の長さが変わる

FGF-5を阻害する技術を作れば毛は長くなるが、それ以外のFGFを阻害してはいけない

ゲノムへの挿入変異を起こさない、遺伝子発現を持続できるステルス型RNAベクター

 細胞で核を除いた部分である細胞質で遺伝子を発現させ、それを持続できる「持続発現型ベクター技術」をもつときわバイオ。DNAではなくRNAであるため、染色体には影響を及ぼさない安定性を利用。異種の遺伝子を運ぶ安全なベクターとして、iPS細胞の作製など、再生医療に利用できる。

 このステルス型RNAベクターは様々な分野で使え、遺伝子錠を医薬品として治療に使えるようにすべく開発中で、疾患モデル動物での治験を踏まえ、大型の猿などで安全性をチェック、6年後には臨床用のベクターを提供したいとのことだ。

ときわバイオ 代表取締役 松﨑正晴氏

ステルス型RNAベクターの革新性と優位性

ステルス型RNAベクターの特徴

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