「一人の力で日経平均を動かせる男」に聞いた:
230億円稼いだ投資家に人生で大切なことを教わった
●値動き順張り 材料逆張り
値動きを想像して「これは値上がりしそうだ」と思ったときに買い、本格的に値下がりする前に売る。これがcisさんの投資の基本です。
最近の話題でいくと、ソフトバンク子会社上場時に親会社の株を買ったのは子会社の株価が多少ふるわなくても資金調達には影響がないと思ったから。バイオ銘柄サンバイオを買ったのは治験失敗の発表により個人投資家が信用買いを投げる割合が上がり、株価が大きく値下がりしそうだと思ったからです。
どちらも企業の動向がどうかではなく、企業の動向によって相場がどう動くかについてロジックを組み立てて買いつけするのがcisさんの特徴です。会社の業績や製品を研究して投資先を決めるような方法とはほとんど無縁の取引。cisさんは「値動きに順張り、材料に逆張り」という表現を使っていました。
これについて企業研究を徹底していた投資家ウォーレン・バフェットとは真逆のやり方と指摘されましたが、cisさんはやや違った考えをしていました。
「彼は投資で得た利益をもとに投資会社をつくり、持ち株の時価総額で大きな資産をもっている、個人投資家というよりスーパービジネスマンです。まねしたくてもできません。時間と時代と頭のよさはもちろんコミュニケーション能力と体力も必要。孫(正義)さんみたいなものです。孫さんよりすごいけど」
なお『一人の力で日経平均を動かせる男の投資哲学』によれば、値動きに対する考え方は「上がり続けるものは上がり、下がり続けるものは下がる」。投資で大事なのは損を減らす損切りの判断だといいます。投資をしていて失敗するのは当たり前、失敗をいかに最小限にとどめるかが大事だとしていました。
ではcisさんは具体的にはどんなときにどんなものを買っているのでしょう。また投資の初心者はどんなものを買ったらいいと考えているのでしょうか。
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