士業や専門家のホームページが劇的によくなる10の改善ポイント
質の高い顧客を獲得できる専門家のホームページを目指そう
提供: デジタルステージ
士業は競争環境が年々厳しくなっており、ただホームページを開設していればよい時代ではない。ASCII誌上において、ビジネスにおけるホームページ活用の最新情報をお届けする本連載の最終回は、成果につながる士業・専門家ホームページの改善ポイント10個をくわしく解説する。
現在、スマートフォンからの更新、InstagramやYouTubeの投稿表示、無料独自ドメイン、成果に力強くつなげるポップアップ表示、テンプレート配色を簡単にアレンジする機能、常時SSLやAMP対応など、ホームページ作成に求められる機能も様変わりしている。オールインワンの機能を持つオンラインホームページ作成サービス「BiNDup」とともに、その実情を探りたい。
目次
1.スマートフォンでの利用体験を最優先に
現在、多くのホームページで、スマホからのアクセスが7割前後にまで達している。士業の方々はパソコンで仕事をすることが当たり前であるが、一般の消費者にはパソコンを持たず、スマホのみで情報収集をしている人も多い。したがって、パソコンではなく、スマホでの利用体験を最優先にすべきである。
また、たとえば過払い金請求に強い弁護士事務所であれば、スマホに加えて「ガラケー(旧来の携帯電話)」に対応したほうがよいだろう。このように、そのサービスを必要としている人物像を考え、どのデバイスに対応するかを決めよう。
士業ホームページの例:社会保険労務士 武内事務所
東京都港区の「社会保険労務士 武内事務所」。信頼感のあるシンプルで落ち着いたデザイン。スマホで見た際も、各ページへのリンクやお問い合わせ動線がわかりやすく、とても使いやすいホームページである。
2.ページ表示の速さを追求
みなさん自身も経験しているとおり、検索エンジンで目ぼしいページを見つけ、タップやクリックをしても、表示にだいぶ時間がかかるようであれば、すぐにブラウザーの戻るボタンを押すのが当然である。つまり、表示が遅いホームページは、たくさんの機会損失が発生していることになる。
ページの表示速度の要因には、インフラ面とコンテンツ面がある。まず、インフラ面としては、利用しているサーバーやデータベースの処理能力が低い点が挙げられる。レンタルサーバーを安価なプランで使っている場合、1台のサーバーに数百のユーザー領域が割り当てられており、処理がなかなか追いつかない(だからこそ安い)というケースも考えられる。したがって、安すぎるプランではなく中くらいのプランに変更するか、BiNDupのようにサーバースペースも提供してくれるオンラインホームページ作成サービスを使うとよい。
次に、コンテンツ面では、画像の使いすぎが挙げられる。もちろん、キービジュアルなどでは、クオリティーの高い大きめの写真を使ったり、イメージ画像や説明画像を要所要所で使うことは大切であるが、ひとつひとつの画像を軽量化しているか、そもそもその画像は必要かどうかを考えながら使いたい。
特に「軽量化」についてはご存知のない方も多いだろう。画像は大きければ大きいほど、また、使っている色数が多ければ多いほど、ファイルサイズが大きくなる。したがって、まずは実際にホームページで使うサイズに変更する。たとえば幅800pxの画像として使うのに、幅2400pxの画像を読み込むのは無駄である(実務的な話をすると、パソコンやスマホの高解像度化を踏まえて、幅800pxではなく倍の1600pxで書き出しておくのが最近は一般的)。
もうひとつの軽量化は、オンラインツールを使って実現できる。たとえば「Optimizilla」というサービスを使えば、画像のファイルサイズをかなりカットできる。このような一手間が、ホームページの表示速度を劇的に改善するのである。