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最新パーツ性能チェック 第251回

最大314mmのビデオカードや240mmラジエーターが入るミニタワー

強化ガラス採用で7000円の魅せるPCケース「PS15」のちょうど良さ

2019年03月02日 10時00分更新

文● ジサトライッペイ

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大型ラジエーターだとグラボを選ぶ

 外観チェックが終わったところで、PCパーツを組み込んでみた。今回はミニタワー型ながら240mmラジエーターを搭載できるということで、Core i9-9900Kを中心にオーバークロック(以下、OC)利用に耐える構成を目指した。

検証環境
CPU Intel「Core i9-9900K」(8C/16T、3.6~5GHz)
CPUクーラー SilverStone「Tundra SST-TD02-RGB」(簡易水冷、240mmラジエーター)
マザーボード ASUS「ROG MAXIMUS XI GENE」(Intel Z390、MicroATX)
メモリー Corsair「CMK16GX4M2A2666C16」(DDR4-2666、8GB×2)
ストレージ Intel「SSD 660p SSDPEKNW010T8X1」(M.2 NVMe、1TB SSD)
電源ユニット SilverStone「Strider Gold S SST-ST85F-GS」(850W、80 PLUS GOLD)
PCケース SilverStone「Precision PS15 SST-PS15B-G」(MicroATX)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」

 なお、最大314mmのビデオカードも搭載できるのが本機のウリのひとつだが、240mmラジエーターを配置するとビデオカード長は250mm程度が限界になる。それゆえ、3連ファンを搭載するハイエンドモデルなどはあきらめざるを得ない。もちろん、GeForce RTX 2070や同2060なら各社からショート基板モデルが出ているので問題ないだろう。

 とはいえ、SilverStone社の見解では今回使った水冷クーラーとTITAN Vの組み合わせでもいける、とのことなので、ものによってはハイエンドグラボでも入りそうだ。ただし、かなりものを選びそうなので、OC前提の超高性能ゲーミングPCを自作するならそもそもATXサイズで組んだほうがいいだろう。もしくはCPUクーラーをハイエンドな空冷タイプにするのも手だ。その場合、CPUクーラーの高さは154mmまでとなるので注意しよう。

240mmラジエーターは前面配置になるため、必然グラボ搭載スペースを削ることになる。ここはミニタワー型のどうしようもないウィークポイントなので、妥協が必要になるところだろう。

GIGABYTEのRTX 2060搭載グラボ「GV-N2060OC-6GD」(長さ225.65mm)を入れてみたところ。

補助電源ケーブルぶんの余裕を考えると、このあたりの長さのグラボが現実的だろう。

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