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プリンストンが販売する高機能ストレージ「Drobo」を活用しよう 第45回

突然のエラーでも慌てなくて大丈夫!

高機能ストレージ「Drobo」はトラブル対策も万全!

2019年02月06日 11時00分更新

文● 山口優、編集 ●金子/ASCII.jp

提供: プリンストン

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本体が壊れた場合、搭載しているHDDはムダになるの?

 Droboシリーズは米Drobo社の製品だが、日本ではコンピュータ周辺機器やスマホアクセサリなどでおなじみのプリンストンが代理店となって販売している。万一本体に不具合が生じても、保証期間中なら正常動作する同一機器に無償交換されるなど、プリンストンによる手厚いサポートが受けられる。オプションで延長保証も用意されているので、安心して長く使い続けたい場合は加入を検討してみるとよいだろう。

 本体を交換する場合に気になるのが、これまでのDroboで使っていたHDD内のデータだ。新しいDroboにHDDを付け替える際にディスクをフォーマットし直す必要があると、中のデータをいったん別のストレージに退避しなければならないからだ。

 しかし、Droboならその辺りも非常にスマート。同一の機種ならばこれまで使っていたHDDをそのまま換装すれば、改めてフォーマットしたり設定し直したりすることなく使い始められる。

 古い機種から新しい世代の機種に乗り換える場合も、これまでに使っていたHDDデータをそのまま移行できる場合がある(これを「Drobo Migration」機能と呼ぶ)。

 現行機種のDrobo Migrationの対応状況は、下の表の通り。より詳しい情報はプリンストンによるDrobo日本語サイト(https://www.drobo-jp.com/support/technical.html)にて公開されているのでチェックしてみてほしい。

●DAS型DroboのDrobo Migration対応状況
旧機種移行先機種
Drobo 5CDrobo 5D3
Drobo Mini××
Drobo Gen1××
Drobo Gen2×
Drobo Gen3
Drobo S, S2
Drobo 5C
Drobo 5D×
●NAS型DroboのDrobo Migration対応状況
旧機種移行先機種
Drobo 5N2
Drobo FS
Drobo 5N
Drobo 5N2
DroboPro FS×
Drobo B800fs×
Drobo B810n×

 ちなみにDrobo Migrationに対応している場合、旧機種から移行するには次の手順を踏む。

・新Droboのファームウェアが最新のバージョンであることを確認
・旧Droboと新Droboをシャットダウンし、データケーブルを抜く
・旧Droboから全てのドライブを取り除き、新Droboに移す
・新Droboにデータケーブルを繋ぎ、電源を入れる

 なんと、たったこれだけで移行できてしまう。一般的なRAID機器の場合、同一ベンダーの製品でもHDDデータを移行ができなかったり、できたとしても手間がかかったりすることがあることを考えるとDrobo Migrationの簡単さ、スマートさは際立っている。長期間にわたり大切なデータを安全に保存するのに、Droboシリーズはまさにうってつけのストレージだと言えるだろう。

NASモデルやサーバールーム向けモデルもラインアップ

 Droboシリーズには、家庭向けからサーバーとの接続に使うハイエンドストレージまで、多くの製品を用意している。ここでは、大企業の部門/中小企業から、家庭でも使える製品を紹介しよう(写真をクリックすると、メーカーページに飛びます)。

5ベイ搭載のNAS製品「Drobo 5N2」。64TB・4Kn HDDに対応する。Gigabit Ethernetポートを2基搭し、複数のネットワークとの接続、故障に備えた冗長化(フェイルオーバー)、そしてリンクアグリゲーションが可能。また、1台目のDrobo 5N2からもう1台のDrobo 5N2にネットワーク経由でデータを自動バックアップする「Drobo DR」にも対応する

2017年9月登場の「Drobo 5D3」。HDDベイはDrobo 5DtやDrobo 5N2と同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。高速インターフェイスThunderbolt 3に対応し、USB3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

2016年11月に発表された「Drobo 5C」。手軽に購入できるモデルながら、HDDベイはDrobo 5DtやDrobo 5N2と同じく5ベイを搭載し、もちろん64TB・4Kn HDD対応だ。インターフェイスに、USB 3.0の「type-Cコネクター」を採用する点も大きな特徴となる

DroboAccessをはじめとするDroboAppsが利用できる、8ベイ搭載NASモデル「Drobo B810n」。Gigabit Ethernetポートを2基搭載し、複数のネットワークへの接続やリンクアグリゲーションが可能。4Kネイティブ(4Kn)HDDに対応しており、最大ボリュームサイズは64TBに達する。アクセス頻度の高いファイルを自動的にSSDへ配置し体感速度を向上させる「Automated Data-Aware Tiering(自動最適配置機能)」も搭載だ

(提供:プリンストン)

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