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松村太郎の「アップル時評」ニュース解説・戦略分析 第23回

とくに米国でインパクトの大きな機能だ:

Apple Watch心電図機能を試す 使い方と注意点は

2018年12月18日 09時00分更新

文● 松村太郎 @taromatsumura

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●心臓について教育しはじめたアップル

 心臓の周りに多数の電極を貼りつける本格的な心電図とはことなり、体の動きや指先の触れ具合などから大きな影響を受ける点からも、Apple Watch Series 4の心電計機能は簡易的な機器としての活用が前提となっています。

 しかしそれでも、日常的な心電図の計測はもちろん、不整脈を察知するには十分といえるでしょう。すべてのApple Watchユーザーが心電図のグラフを読めるようにするというよりは、違和感を感じた際にすぐに記録し、医師に相談したり診察時のデータとして活用できるようにすることが重要となります。

 ヘルスケアアプリには非常にていねいな解説も用意されていました。アップルができるだけ多くの人に、心臓に関する知識を持ってほしいと願っていることのあらわれではないでしょうか。


筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。米国カリフォルニア州バークレーに拠点を移し、モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

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