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「Predictive Insights」をNetBackupアプライアンスから提供開始、新しいベリタスの方向性

ベリタス製品も“AIOps”で予測サポート、製品開発責任者に聞く

2018年12月03日 07時00分更新

文● 大塚昭彦/TECH.ASCII.jp

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NetBackup最新版、メタデータ分析/活用など製品の新たな方向性を語る

 9月に国内発表されたNetBackup最新版(v8.1.2)は、シンプルなWebインタフェースの追加による社内利用者層の拡大、“APIファースト”アプローチによる他製品との連携、「Hadoop」などビッグデータ基盤やオープンソースデータベースなど新世代ワークロードへの対応など、単なるマイナーアップデートにとどまらない、製品としての新たなビジョンと発展の方向性を示すものとなった。

NetBackupの新たなビジョン(9月の同社発表会資料より)。社内のクラウド管理者や開発者など、多様なユーザーが使えるインタフェースを提供し“権限委譲”を促す

 ツー氏は、現在のIT部門では従来のようにバックアップアドミン(専任管理者)を置くことが難しくなっており、同時にバックアップ対象も幅広くなっていることから、「一般ユーザーやIT部門のジェネラリストでも使いこなせるような」製品にしていくと、今後の方向性を説明した。発表後、顧客からも良い反応が得られているという。

 さらに、顧客ニーズの高い新たな業務ワークロードに対しては順次、データ保護の対象に加えていく方針だ。「たとえば今回のNetBackupでは、ビッグデータアナリティクスに対する顧客ニーズが高まっていることから、それを保護対象とした」(ツー氏)。また「Office 365」や「G Suite」「Salesforce」といったSaaSも、現在は「Veritas SaaS Backup」クラウドサービスで対応しているが、将来的にはNetBackupのデータ保護対象として統合していく計画だと説明した。

 現在のベリタスは、NetBackupなどのデータ保護や「Enterprise Vault」のアーカイブだけでなく、SDS、コンプライアンス対応、事業継続/レジリエンシーなど、包括的な“データ管理”へとその製品領域を拡大している。

 ツー氏は、ベリタスがデータ保護、アーカイブ、SDSの各市場において強力な製品ポートフォリオを有しており、それらの製品から得られる「メタデータ」の分析や活用も今後注力していく方向性だと述べた。保護対象のメタデータからオンプレミス/マルチクラウド環境に存在するデータ全体への可視性を実現する「Information Map」は、その第一歩だと言える。ベリタス製品だけでなくサードパーティ製品からもメタデータが得られれば、より高度な“データ価値”の分析などもできるだろうと、ツー氏は語った。

 「ベリタスのエンジニアリングチーム、開発チームは“カスタマーファースト”のマインドで、顧客がいま何を必要としているのかを考えながら仕事をしている。Predictive Insightsのような新しいソリューションを出せたことにとても興奮しているし、今後は使っていただいた顧客の声に耳を傾け、さらに良いサービスにしていきたい」

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