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石川温のPCスマホニュース解説 第12回

au新料金プランで契約数が爆増したサービス:

アップル新iPhone発売で儲けた意外な企業

2018年10月01日 09時00分更新

文● 石川温

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au「Netflixプラン」契約が後をたたない

 実は、NetflixはKDDIとパートナーを組み、この9月から新しい料金体系「Netflixプラン」を始めたばかりだ。

 Netflixプランは月間25GBのデータ容量とNetflix(800円)とビデオパス(562円)の視聴料を合わせ、初年度月額5000円から使えるプランだ(2年目以降は6000円。固定インターネット回線とのセット割引が適用された料金)。

 auショップにiPhone XS、iPhone XS Maxを機種変更や新規契約しに来て、店員にNetflixプランを勧められ、新たに契約する人が後をたたないようだ。

 これまで、Netflixは日本市場においてソフトバンクとパートナーを組んでいた。Netflixはネットで契約できるものの、ネットを使いこなしている人しか新規に契約しないという弱点が存在する。そのためキャリアショップのようなリアル店舗で販促をすることで、新たなユーザーを獲得する狙いがある。

 しかしソフトバンクとの提携では、あくまで「Netflixを商材の1つとして扱う」という関係であるため、店員が「Netflixの契約どうですか」と勧めても、ユーザーは「毎月の支払いが高くなるからいらない」と断ることができる。

 しかし、auのNetflixプランは「2つの動画配信サービスの視聴料がコミコミで、データ容量も大容量になってオトクですから、ぜひどうぞ」と店員が勧めることができるのだ。ユーザーとしては「視聴料がオトクなら、契約しようかな」という気になる。だからこそ、新規契約が一気に跳ねたというわけだ。

 Netflixプランは実はもう1つ、期待されている側面がある。

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