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600以上の出展がひしめく会場は今年もDIYの楽しさが満載

愛すべき未完成品たちが集うMaker Faire、今年も子連れで楽しんだ

2018年08月14日 10時30分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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 メイカームーブメントの祭典「Maker Faire」(主催オライリー・ジャパン)が今年も東京にやってきた! 子ども連れで参加するのは今年で4回目だが、毎年飽きずに来てしまうのはやっぱり出し物が楽しいから。600以上の出展がビッグサイトの西ホールを埋め尽くしたイベントの模様を今年は写真中心にまとめてみる。

大迫力だった走る1/1 IV号戦車!ガルパン好きの木工屋・鉄工屋が作った全長7mの大作

オオタニ家の夏の恒例行事となったMaker Faire

 我が家が最初にMaker Faireに出かけたのは、2015年の夏。IoTブームに火が付いた時期でハードウェア関係に興味があったのと、マクニカさんから「ハンダ付けでもしませんか?」と招待券を渡されたのがきっかけで、小学校高学年だった娘といっしょに出かけてみた。初回は取材前提で気合いが入っていたので、ワークショップを片っ端から申し込んで参加。メイキー君のLEDバッチやAgICの光るうちわ、飛びモノ作りなどを体験しつつ、会場もいろいろ回ってきた。その後、味を占めたオオタニ家は、その後も毎年Maker Faireに参加している。2015年の目玉はメントス+コーラーショーだったが、2016年からは今も続くミニチュアカーレース「Nerdy Derby」がスタート。2017年は先行発売されたタミヤのカムプログラムロボットをいち早く制作してレポートした。

 そんなこんなで迎えた2018年のMaker Faire Tokyo 2018。恒例のNerdy Derbyのほか、特別企画である「技術の低い人限定ロボコン(通称ヘボコン)」の畳の上バージョン、ドローンレース、レゴ マインドストーム20周年エリア、プレゼンテーションやワークショップなどなど。しかも今年は600以上の出展があったとのことで、とにかくブースの数が多い。去年、東ホールの奥だった会場が今年は西ホールに移り、広々としている。まずは企画展や企業ブースを紹介。

レゴ マインドストームの20周年ブースでは懐かしい商品も数多く展示。AT-ATほしかったなあ

入り口に入るとダンボール大学PTSの作品がお出迎え。ワークショップも開催されていたらしい

会員制DIY工房「TechShop」は会員の成果物がずらりと展示されていた。バイオリンをイチから作った人もいるとか胸アツ

エイプリルフールネタで作った日本語入力試作を一同に展示したGoogle Developersブース。Maker Faireっぽいネタぶり

ソニーのIoT向け開発ボード「SPRESENSE」はGPS搭載・ハイレゾ対応。ハイレゾプレイヤーが自分で作れるってすごくない?

プリンタブル回路を開発していたAgICはエレファンテックに社名を変更。型レス・オンデマンド生産方式「P-Flex」をアピール

 Maker Faireに行って毎回感心するのは、企業ブースが来場者にあわせて違和感なくなじんでいることだ。普段、お堅いイメージのある企業もMaker Faireに出展するのであれば、デモ展示や物販、ワークショップなどさまざまな形で関心を惹かなければスルーされてしまう。企業ブースも年々増えている気がするが、参加歴の長いところはだんだんこなれてきているような気がする。

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