グローバルでは「R15」「F7」そして「RealMe 1」など次々と新製品を投入しているOPPO。その地元・中国上海には巨大なフラッグシップストアを構えています。OPPOの世界観を旗艦店ではどのように体験できるのでしょうか?
OPPOのフラッグシップストアは上海の繁華街、淮海中路にあります。ここはブランド品の店なども立ち並ぶ上海でも人気のエリア。ちょっと歩けは新天地もあります。多くの人が行き交うこのエリアにOPPOは店を構えているのです。営業時間は朝10時から夜の22時まで、年中無休です。
店に入ると広い店内には端末を置いたテーブルが2つ設置されています。このあたりの雰囲気はアップルストアなどと同様で、端末をゆっくりと触れる広いスペースを提供しています。しかし、もっとも目立つのは店に入って正面の大きな空間です。ここには巨大な円形のソファーが2つ置かれています。ここでは自由に休憩していいとのことですが、お店のスペースの半分を安らぎの空間にしているあたりは「いつでも気軽に店に立ち寄ってほしい(そしてOPPOの製品を体験してほしい)」というメッセージを感じとれます。
中国でOPPOはフラッグシップのRシリーズの下に、Aシリーズを展開しています。スマートフォンの取り扱いモデル数は5~6機種と、アップルよりは若干多め。とはいえ、スマートフォン以外の製品は展開していないことから、製品のバリエーションそのものはあまり多くありません。だからこそ繁華街に巨大な旗艦店を構え、すべての製品をじっくり触ってもらおうと考えているのでしょう。
製品展示テーブルは2つありますが、片側はすべてR15を展示中。上位モデルのR15 Dream Mirror Edition(DME。グローバルではR15 Pro)と下位モデルのR15の2機種、それぞれ2色、3色のカラバリ全種類を展示しています。R15 Proはいずれ日本でも登場するかもしれません。19:9に伸びたディスプレーにAIカメラと、R11sよりパワーアップしています。
AシリーズはA57、A79など2桁型番の製品を展開していましたが、春からはA1、A3と新しいモデルも展開をはじめています。Rシリーズより下位ですがセルフィーカメラは健在。たとえばA79は6型2160x1080ドットディスプレー、CPUにHelio P23、そしてカメラは前後共に1600万画素。価格は1799元(約3万1300円)から。他社とOPPOの違いは低価格モデルでもフロントカメラを高画質にしている点なのです。
さて端末以外にもアクセサリーや周辺機器も販売されていますが、自社製品はセルフィースティックや独自の高速充電技術「VOOC」対応の充電器、ケーブル程度。外付け360度カメラなど、他社製品を販売していますが、その数はあまり多くはありません。お店の魅力を高めるためには、サードパーティーの周辺機器をもっと増やすべきではないかなと感じました。
また端末展示コーナーの奥には大きいテーブルがあり、ここも自由に使うことができます。電源があるので休憩がてら自分の端末の充電も行なえます。またお店で端末を買った時は、ここでデータの移行作業を行なったり端末の使い方を教えてもらうこともできます。取り扱う製品は多くない反面、こうして自由な空間を提供してお店に立ち寄りやすくしているのですね。
製品体験の場というよりも、上海の町中にある休憩所・オアシスのような場所であるOPPOのフラッグシップストア。上海旅行や出張の際はぜひ立ち寄ってみてください。
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