新開発ドライバーで、FXAのサウンドを手軽に
PURESONIC WIREDは、FXAシリーズのローエンドとなるFXA2の技術を応用しつつ30%小型化した筐体を使った有線イヤフォンだ。ドライバーは9.25mmの新開発ダイナミック型ドライバーで、Android/iOS対応の3ボタンマイクなども装備する。カジュアルなシーンでの利用だけでなく、FXAシリーズで耳を養ったハイエンドユーザーの日常利用なども想定している。ケーブルに関しても新たに開発したそうだ。
ブラックとパールの2色があり、再生周波数帯域は14Hz~22kHz。インピーダンスは16Ω。感度は112dB/mWとなる。航空機用プラグやキャリングケース、Sure sealとフォームチップが付属し、価格はオープンプライス。7月の発売を予定している。店頭での販売価格は1万1480円(税抜)になる見込み。
米国では100ドル以下の販売価格だが、それよりも高価な主要製品と比較しても、ドライバー性能や機能面でメリットがあるとDale Lott氏は話す。
音が悪いというBluetoothの先入観が晴れた
PURESONIC PREMIUM WIRELESSは、PURESONIC WIREDと同じドライバーを使用しつつ、aptXやAACなどにも対応したBluetooth通信機能を付けた製品。ケーブルを首の後ろに回すオーソドックスなスタイルになる。Bluetoothイヤフォン自体は市場に珍しくないが、FXAシリーズの有線モデルに匹敵するサウンドがワイヤレスで楽しめるという自信がある。Dale Lott氏自身、ワイヤレスは音質面で不利だと考えていたが、開発を続けるうちに、手ごたえを感じたそうだ。こうした製品では、ブランドだけを冠して中身は他社のOEMといったものも散見されるが、Dale Lott氏自身が開発・生産・コスト管理などすべての段階でかかわっている。
筐体はIEMタイプの新形状。エコーキャンセル機能付きのマイク、実測に基づく6時間の駆動時間、SiriやGoogle Assistantとの連携機能、Bluetoothのマルチポイント接続。IPX4の防沫性能などを備える。Bluetoothの制約上再生周波数帯域は20Hz~20kHzまでとなる。キャリングケース、Sure sealとフォームチップが付属し、価格はオープンプライス。店頭での販売価格は1万4980円(税抜)程度になる見込み。PURESONIC WIRED同様7月の発売を予定している。