クロックによるパフォーマンス差をチェック
ここからは動作クロックの違いによるパフォーマンス差を見ていこう。メモリーリード・ライト、メモリーコピーの速度を計測できる「AIDA64 Extreme Edition」が備えるベンチマークのほか、「CINEBENCH R15」、「3DMark」の「FireStrike Ultra」と「Time Spy」を使って計測してみる。
計測は「AIDA64 Extreme Edition」が今回動作を確認したDDR4-2400、2666、2933、3200までのクロックとCASレイテンシの設定で実行。そのほかはDDR4-2400 CL15-15-15(12.50ns)、DDR4-2666 CL16-16-16(12.00ns)、DDR4-3200 CL18-18-18(11.25ns)のクロックとCASレイテンシで実行している。
なお、「CINEBENCH R15」は、CPUの定格動作時のほか、3.9GHzにオーバークロックした状態も検証している。

AIDA64 Extreme Edition メモリーベンチマーク(単位:MB/秒) better→

CINEBENCH R15(単位:cd) better→

3DMark FireStrike Ultra(単位:Score) better→

3DMark Time Spy(単位:Score) better→
「AIDA64 Extreme Edition」のメモリーリード・ライト、コピーの速度は、動作クロックに応じてパフォーマンスが向上しており、DDR4-2400と3200動作では全体的に30%程度アップしている。「CINEBENCH R15」でもスコアーアップを確認でき、CPUを3.9GHzにオーバークロックした状態では、より差が出ている。
「3DMark」はスコアーにブレがあるが、高クロック動作でのスコアーアップを確認でき、「Physics」や「CPU」はブレが少なくクロックによるスコアー差がしっかり出ていた。
安定動作もOCも楽しめるSanMaxメモリー
オーバークロック動作はロットや環境で変わってくるが、定格のCASレイテンシ設定よりも高速な設定で問題なく動作しただけでなく、DDR4-2933やDDR4-3200でのオーバークロック動作もできたパソコンショップ アーク定番メモリーのSanMax「SMD4-U16G48M-24R-D」(DDR4-2400 8GB×2枚 16GB)と、「SMD4-U16G48M-26V-D」(DDR4-2666 8GB×2枚 16GB)は、オススメと言える。
オーバークロック前提だが、DDR4-2933動作をサポートし、メモリークロックが内蔵GPUのパフォーマンスに影響しやすいRyzen APUと組み合わせるのもおもしろそうだ。

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