必要なもの
それではIrisをビルドするのに必要なもののうち、キーキャップ以外をリストアップする。ビルドに必要なパーツは基本的にKeeb.ioのサイトでそろう(在庫は時期により変化する)。
筆者はすでにストックしたパーツがあったり、使いたいパーツを別ルートで調達しているため以下に記した価格(送料別)はやや割高になっている。キースイッチやプレートの価格を抑えれば、全部で2万円以内で収まるだろう。
基板
Iris Keyboard PCB(2300円前後)
ケース
サンドイッチプレート左右1組ずつ(3000円〜2万円)
筆者は強度の面からアクリルでなくステンレス製プレートを使うと心に決めていたので、GitHubのケースデータを日本プレート精工(https://ordermade1.jp)で加工した。もともとの設計をやや筆者が微調整して依頼している
キースイッチ
Zeal PC Tiffany Blue Tealios(5000円程度)
キースイッチはEndgameキーボード候補のために温存しておいたZeal PC(製造はGateron)の「Tealios」と呼ばれるスイッチを投入。Cherry MX 赤軸と同じリニアフィールだが軸の滑りやフィーリングが良いのだ。Irisの場合、左右合わせて最大56個必要になる。Gateronの普通のスイッチなら2000円程度で済むだろう
コントローラー
Arduino Pro Micro(700円程度×2)
ケーブル
TRRSケーブル(300円程度)
ネジ&スペーサー
5mm M2ネジ×40本
12mm M2スペーサー×20本(合計1400円程度)
GitHubに公開されていたIrisのケースを使う場合、ケースを固定するM2ネジは最低40本必要。長さは5mmがベストチョイスだ。Keeb.ioで購入できるが筆者はあえてステンレス製の超低頭ネジを国内通販(ねじNO1.com)でチョイスした。別にネジで性能が変わるわけではないが、こういう細かい部分にこだわり出すと楽しくてたまらない
ゴム足
直径8mm×高さ2mm×12(200円前後)
テープLED
WS2812B×12個(900円程度)
工具類
はんだごて、はんだこて台、電子工作用はんだ
ニッパー、耐熱テープ、ピンセット

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