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新発表の洪水!AWS re:Invent 2017レポート 第5回

「今こそビルドの時代」と訴えたアンディ・ジャシーCEOの基調講演後半

ディープラーニング用カメラも投入!AWS、機械学習とIoTのサービス強化

2017年11月30日 22時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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進むML活用をユニークなデモと未来感あふれる事例で披露

 サービス紹介の途中、AI部門のGMを務めるマット・ウッド氏が披露したのが、DeepLensとSageMakerを使った曲のリコメンデーションのデモ。SageMakerでは巨大なデータセットも扱え、チューニングまで並列に行なえるので、短時間で性能の高いモデルをデプロイまで持って行ける。さらにウッド氏はお気に入りのアルバムとしてPink Froydの「Dark Side of the Moon」と喜んでいる表情、あまり気に入らないアルバムとマイナスの表情をDeepLensで撮影し、リコメンデーションに反映させるデモまで披露した。

好きなアルバムと気にいらないアルバムを登録

 また「Next-Gen Stats」と呼ばれるAWSのデータ分析プロジェクトについて説明したのは、米国最大のスポーツ連盟であるNFL(National Football League)のCIO・SVPであるミシェル・マッケンナ-ドイル氏。Next-Gen Statsでは戦略的なスポーツであるアメリカンフットボールのコンテンツを視聴者がより楽しめるよう取り込んだデータからリアルタイムにさまざまな情報を提供している。MLとAIを使った次バージョンでは、フォーメーションやルートを識別し、キーイベントからデータ分析し、戦略の選択などを楽しめるようになるという。アメフトに詳しくないため、うまく伝えられないのが歯がゆいが、能動的にゲームを楽しめる仕掛けになるのは間違いなさそうだ。

試合中のデータを分析し、リアルタイムに表示するNext-Gen Stats

一番結果を出しているかもしれないIoT分野

 5曲目となるトム・ペティの「The Waiting」の後、ラスト20分に詰め込んだのはIoT。さまざまなAWS IoTの事例を披露したジャシー氏は、「この11年間、いろいろなことがあったがIoTが結果を一番早く出しているかもしれない」と語り、IoT関連のサービスを立て続けに紹介した。

AWS IoT 1-Click
1クリックでデバイスごとのLambda Functionを自動作成できる機能。プレビュー版が公開。

さまざまなデバイスからLambda Functionsを作れるAWS IoT 1-Click

AWS IoT Device Management
IoTのデバイスのライフサイクル管理を提供するサービス。デバイスインベントリの管理、プロビジョニング、モニタリング、検索、動作の検証などを行なえる。同日にGAとなった。
AWS IoT Device Defender
IoTデバイスのセキュリティを管理。デバイスのポリシーや動作をチェックしつつ、アラートを挙げられる。2018年に提供の予定。
AWS IoT Analystic
IoTデータの分析を行なうサービス。デバイスからデータを収集し、解析するAWS IoTの新機能になる。メッセージの処理やデバイスデータの収集、保管、データに対するクエリ発行などが可能で、QuickSightとも連携する。
Amazon FreeRTOS
マイクロコンピューター用のリアルタイムOS。OSSのFreeRTOSのカーネルに独自のライブラリを追加し、クラウドとの連携を実現する。AWS Greengrassを用いたAWSクラウドへの接続も可能になっている。

マイクロコンピューター用のリアルタイムOS

 最後、ジャシーCEOは、「テクノロジーの領域でも大きな変革が起きている。数多くの人とこの変革について会話してきたが、数年という人もいるし、何十年もかかるという人もいる。クラウドの変革に流されず、今までのやり方を続けたい人もいます。でも、時間がかかればかかるほど、実行は難しくなっていく。パックは目の前にあるので、プレイをするかどうかを決めるだけ。でも、プレイをしないとペナルティが課せられる」と指摘。その上で、「1年で1300もの新機能があり、今後このスピードはもっと加速する。今こそビルドの時代。私たちは一歩一歩すべておつきあいします」と語り、基調講演を終えた。

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