ファーウェイ通信 第62回
AIプロセッサー、有機ELディスプレー、Leicaダブルレンズカメラを搭載!!
最強の“AIスマホ”の実力は? 「HUAWEI Mate 10 Pro」レビュー
2017年12月06日 15時00分更新
6GBメモリー&128GBストレージ搭載
美しい表示の6型有機ELに大容量バッテリーと充実のスペック
HUAWEI Mate 10 Proはプロセッサー以外のスペックも、フラッグシップモデルにふさわしい内容となっている。
たとえば、メモリーは6GB、ストレージは128GBを搭載。OSはAndroid 8.0、独自UIはEMUI 8.0と、いずれも最新版へとバージョンアップされている。特に、EMUI 8.0はNPUにも対応しており、AIがユーザーの端末使用状況に応じてシステムを最適化。スマホを使い続けても速度が落ちることなく、常に快適な操作感が得られるようになっている。
6型のOLED(有機EL)ディスプレーは、縦横比18:9と縦長になった。解像度は2160×1080ドット(402ppi)と高精細で、深みのある色彩と明暗が特徴。コントラスト比は70000:1で、112%の色域を実現している。実際の端末で画面を見ても、有機ELでイメージされる非常に鮮やかな表示というよりは、自然な表示でありながら、それでいて写真などを美しく見せてくれる。
前ページでも紹介したバッテリーは、HUAWEI Mate 10 Proで更に強化された。バッテリー容量は4000mAhなのは前モデルから変わらないものの、標準的なユーザーなら約2日間、ヘビーユーザーでも1日以上の使用が可能だ。
また、ファーウェイ独自の急速充電にも対応。バッテリーゼロの状態からでも約20分の充電で約1日の使用が可能になる。急速充電というと感覚的にはちょっと不安を覚える人もいるかもしれないが、ドイツの第三者検査機関テュフ・ラインランドが定めた5種の信頼性試験に合格した。これは、スマホ向け急速充電としては世界初とのことだ。
発表会で「日本のユーザーの声を受けて」として、アピールされたのが耐水・防塵性能だ。これはファーウェイのSIMフリースマホとしては初の対応となる。雨が多い日本では耐水仕様は必要と、待ち望んでいたという人も多いはず。これも大きな進化点と言える。
ネットワークではデュアルSIMに加えて、両方のSIMで4GとVoLTEでの待受が可能な、いわゆるDSDV(デュアルSIMデュアルVoLTE)に国内で初めて対応した(国内ではソフトバンク網のみ)。さらに最大3波のキャリアアグリゲーション対応するなど、基地局インフラを始め、ネットワークに強いファーウェイならではの部分だろう。
ヘタなノートPCよりもずっと快適に仕事やゲームが可能!?
HUAWEI Mate 10 Proの注目の新機能「PCモード」
また、HUAWEI Mate 10 Proで新たに搭載された、もう1つの目玉となる新機能が「PCモード」だ。このPCモードはHAUWEI Mate 10 Proに液晶ディスプレーやキーボード、マウスを接続することで、PCのような感覚で操作できるようになるというものだ。
実際にどんなものかは上の写真を見ていただければイメージが沸きやすいと思うが、ウェブブラウザーとテキストエディターなどを同時に開いて作業できる。ウェブブラウザーの動作はヘタなノートPCよりもずっと高速で快適で驚かされるし、キーボードによる日本語入力も同じ。
またPCモードを利用している状態でも、スマホ側で普通にアプリを起動できるのでメールやLINEをチェックすることが可能。またスマホ側をPCモードを操作するためのタッチパッドとして使うこともできる。たとえばゲームをプレイする際に液晶ディスプレーで大きく画面を表示しつつ、スマホをコントローラーにするというような使い方も可能なのだ。
Leicaダブルレンズカメラはさらに進化し、F値はなんと1.6に
ファーウェイのフラッグシップスマホではおなじみとなったLeicaダブルレンズカメラは、HUAWEI Mate 10 Proでは、さらに進化している。
メインカメラの2つのレンズに搭載されるセンサーが、1200万画素RGBセンサーと2000万画素モノクロセンサーの組み合わせという点は、これまでと変わらない。今回強化されたのがレンズ。名称こそ「HUAWEI P10 Plus」と同じ「SUMMILUX-H」だが、F値が1.6となり「SUMMILUX-H 1:1.6/27 ASPH.」へとグレードアップしたのだ。
AIの活用はカメラでも行なわれており、あらかじめ1億枚以上の画像を学習させたことにより、AIが被写体やシーンを自動判別して最適な撮影方法を自動で選択する機能を実現している。AIが判別できるのは、犬、猫、文字、フード、舞台、日の入り/日の出、青空、雪、ビーチ、夜景、花、植物、ポートレートの13種類。AIが被写体やシーンを判別すると、カメラアプリの画面左下にそのアイコンが表示される。
また、AIが被写体の動きを予測することにより、光量が十分でない場所でも被写体のブレを抑えて撮影することが可能だ。シングルカメラのインカメラでも、独自のAIアルゴリズムによって正確なボケを実現している。
ポートレートモードやワイドアパーチャ撮影、PROモードなど、これまでのファーウェイ製スマホでおなじみの撮影モードも使用できる。
以下は、HUAWEI Mate 10 Proで撮影した作例だ。
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