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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第195回

ZenFone 4、Moto Z2 Play、HUAWEI P10 lite、高性能SIMフリー機をカメラで比較

2017年11月13日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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UIは洗練されていても普通? ZenFone 4のカメラ機能

 ここからは各機種のカメラの機能を紹介していく。ハイスペックなだけに独自機能が多いのかと思いきや、そうでもない。機能というよりもUI、操作の仕方に工夫を施しているようだ。

 ZenFone 4は撮影画面を左右にスライドさせると、左がカメラの撮影モード、右がエフェクトとなっている。ProモードではシャッタースピードやISO感度といった細かい調整が可能に。あとは超解像度撮影、スローモーション、低速度撮影、GIFアニメーションといったモードがある。

撮影ボタンの上には広角に切り替えるボタンが。Proモードでは水準器の表示も可能

各種フィルターを利用可能。ボリュームボタンをシャッターにすることができる

Moto Z2 Playは小技の効いたUIにシンプルな機能を用意

 3機種のなかではシンプルに感じるのがMoto Z2 Play。こちらも撮影画面を左右にスライドすることができるが、左は設定で、右はギャラリーとなっている。撮影モードは撮影画面右下のメニューアイコンだ。このモードで目立つのは「プロフェッショナル」「スローモーション」「パノラマ」程度。

 また画面をタップするとピントアイコンが表示され、さらにこのピントの脇に小さな太陽アイコンが表示される。この位置を調整することで画面の明るさを調節できる。

モトローラ製スマホのカメラアプリはとてもシンプル。端末を持って手首を2回ひねることでカメラを起動する設定がある

プロフェッショナルモードには設定の変更がまとめてできるUIがある

独自色が強い撮影モードがあるHUAWEI P10 lite

 HUAWEI P10 liteも撮影画面を左右にスライドすることで、左はカメラの撮影モード、右は詳細なカメラ設定。ZenFone 4よりも若干独自色が強く、他機種のプロモードと同じく「プロ写真」モードがあるほか、その動画版である「プロビデオ」モードもあり、どちらも細かい調整が可能だ。

 さらに「コマ抜きモード」では低速度撮影のような早送り動画の作成、画像に最長10秒の音声を付与できる「音声写真」モード、美しい光を加えた画像が撮れる「ライトペインティング」モードがある。さらに他機種のエフェクトと同じ「フィルタ」も用意。そして撮影モードはダウンロードによってさらに機能を増やせる。

撮影モードや設定はとても充実している

フィルター機能が利用可能。撮影モードをダウンロードでさらに追加できる


カメラでもZenFone 4が優位に進める

 前回のスピードチェックのような圧勝とは言えないが、カメラ比較でもZenFone 4の勝ちだろう。実写比較では4戦中3勝なのだから文句無し。今回は試していないが、広角レンズとのデュアルレンズにより、観光地での撮影などでも強味を発揮しそうだ。

 Moto Z2 Playは実写比較ではZenFone 4と良い勝負。サクサクとした撮影ができるのも魅力で、あまりカメラをいじらずにサクッとキレイな1枚を撮りたいのならこの機種だ。

 HUAWEI P10 liteはインカメラが弱点かも。単に明るいだけなら良いのだが、テストでは色が抜けた画像になってしまった。しかしアウトカメラは好み次第で、機能も3機種のなかでは豊富。カメラで遊びたい人向けか。

 次回は最後のスタミナ比較。このままではZenFone 4が優勝しそうだが……果たしてバッテリー長持ちのスマホは?


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