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League of Legends Japan League 2017 Summer Split Finalを観戦

とある親子(サモナー)のLoL遊戯目録(レジェンダリー)

2017年08月30日 12時00分更新

文● アッシュおやじ 編集●ジサトラアキラ

決勝戦見に行こう! 幾つになってもゲーム好き

「8月26日のファイナル見に行く?」

「いいね」

 前者がアラフィフの親父、後者が成人した息子の発言と予想できた読者はどれぐらいいるだろうか。

 そもそもこうなったのは、些細な言い争いがきっかけだった。

父「そろそろ風呂に入れ」息子「マッチしたばっかだから30分ぐらい掛かる」父「ゲームか。趣味で家族に迷惑を掛けるな」息子「今の状態で落ちたらBANされる」父「知らんがな」

 その翌日。

父「今日もか?」息子「さっき終わったからすぐ入る」父「なんでそんなに時間が掛かる? レイド(※)か?」息子「レイドじゃないけどなかなか10人そろわんのよ」父「知らんがな」

※レイド プレイヤーの集団で大型モンスターを狩る、オンラインRPGではよくあるイベントのこと。

 そして翌日。

父「何がそんなにおもろいんや。てか何やってんの?」息子「父さんLoL(League of Legend)って知ってる?」父「JPサーバが出来たってことぐらいは」息子「いつの話や」

 また翌日。

父「よくよく調べたらJPサーバのアカウント持ってたわ」息子「知らんがな」

 改めて翌日。

父「それほどスペック高くなくてもプレイできるのな」息子「解像度を落とせばね」父「それはしゃーない。俺のSurfaceで遊べる事が重要」息子「で、誰使うの?」父「アッシュかな」息子「ADCかよw」父「なんやそのwは。失礼な」

 そこからは「LHは絶対に落とさない」、「ADCは絶対に死なない」、「ボレーは結構届く」、「あとワンパンでキルが取れると判断したらフラッシュ切る」、「AI戦だとEを使わないのでADCに慣れたいなら他のチャンピオンも試すべき」、「中級AIのカシオペアは下手な人間より手強いから注意」などなど、息子のアドバイスを聞きながらAI相手に最低限の立ち回りを覚え、マウスを新調して対人戦にデビューするも、初戦でいろいろやらかしてAI戦に引きこもる親父。

 息子はと言えば「ハウリングアビスでたまにプロが出てきて焦る(そしてボコられる)」ランクまで到達した様子。そのうち親父は毎週末に放送される対戦動画が楽しみになり、冒頭の会話となったわけだ。

いつも動画で見る人だ! 幾つになってもプロは眩しい

 場面は変わって幕張メッセのイベントホールである。League of Legends Japan League(LJL)のSummer Split Final。決勝戦の大舞台だ。

 過去のファイナルの様子はゲーム情報サイトで仕入れておいた。回を追うごとに会場の規模が大きくなるのを見て、「いざふたを開けて閑散としてたら……」と余計な心配をしていたが、完全な杞憂に終わった。

 会場は人・人・人の波。予想外(?)に高い女子率に加えて、狭いスペースではないのに物販の列を誘導するのに苦労するレベル。特に各チームのブースには、ファイナルに進出した2チームを除く、Summer Splitを戦い抜いた戦士たちが並んでおり、記念撮影やサインに気軽に応じていた(Rascal JesterのLillebeltコーチが大人気!)。

 見た目も聞こえてくる話し声も、ごく普通のワカモノ。だけど彼らは「プロ」。ファイナルの勝者は「世界」への切符が手に入るとあって、時折見せる「次は俺たち」な空気や目線が頼もしく感じた。

父、初めてのファイナル生観戦 5時間を超える激戦を制したのは!?

 ダービー、クラシコ、伝統の一戦。

 League of Legend Japan League(以下LJL)におけるRampage(RPG)とDetonatioN FocusMe(DFM)の戦いは、まさに「竜虎相搏つ」と表現していいだろう。

 2015年のGrand Championshipから数えると両者にとって5度目のファイナルでの対戦は、BO5(3本先取)の5戦目までもつれ込むシーソーゲームの末、RPGが勝利した。RPGは9月に開催される予選を通じて、10月開催の世界大会「World Championship(Worlds)」を目指す。

 7月に開催されたRift RivalsでRPGとDFMは、LJL 2017 Spring Splitで3位だったUnsold Stuff Gamingと共にLJL代表として挑み、GPL(東南アジアリーグ)やOPL(オセアニアリーグ)の強豪を破り優勝した。このことからも分かるように、LJLの競技レベルが上昇していることは間違いない。これまで日本代表はWorlds予選の壁を超えられていないが、今度こそ、と期待したのは筆者だけではないはず。

 9月の予選の開催地は中国なので大きな時差もなく、生活のリズムを崩さずリアルタイムで応援できるのもうれしいポイント。動画を見ているだけでも熱くなれるのは「e」が付かないスポーツ観戦と何ら差はない。ぜひ一度、彼らの奮闘を見て、感じるところがあればゲームに参加してほしい(基本無料だし)。

 会場にはインテルもブースを構えていた。マウスコンピューター「G-Tune」やツクモ「G-GEAR」、ユニットコム「レベル∞(インフィニティ)」など、最新のCore i7搭載のPCでLoL試遊台を展開していた。体験後のプレイヤーに話を聞くと、「最新のPCだとこの解像度で画面上のキャラクターが増えてもまったくフレームレートが落ちないんですね」と感心しきりだった。

 各チームのブース。RPGやDFMはその場にチームメンバーが居ないこともあり物販メインだったが、Summer Splitを戦った他の4チームはメンバーとの記念撮影やポロシャツなどへのサインに積極的に応じていた。普段はTwitchやYouTubeでしか見られないプロプレイヤーとの距離が一気に縮まる貴重な機会だ。

 勝利後に開催されたRPGの会見で「率直な感想を」と聞かれ、「チームメイトに感謝してますし一人で感動しています」と答えたDara選手に「ひとりでかよ!」と突っ込んだEvi選手。「日本最強のトップレーナーであることは証明できましたか?」という問いに「はい!」と笑顔で答えるなど、サービス精神旺盛なムードメーカーだが、勝利直後のステージで360度ぐるっと4回、スタンド全方位に向けてお辞儀をするなど、締めるところは締めていたのが印象的だった。

(c)2017 Riot Games, Inc. All rights reserved.

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