このページの本文へ

ドワンゴ、GMOペパボ、地方自治体がOpenStack導入事例を紹介

「OpenStack Days Tokyo」が間もなく開幕!2017年は多様なOSS団体とコラボ

2017年07月04日 07時30分更新

文● 羽野三千世/TECH.ASCII.jp

  • この記事をはてなブックマークに追加
  • 本文印刷

 日本OpenStackユーザ会によるOpenStack Days Tokyo 2017実行委員会が主催するカンファレンス「OpenStack Days Tokyo 2017」が、7月20日~21日の2日間、東京都港区の虎ノ門ヒルズフォーラムで開催される。第5回目となる今回は、2日間で3000人の来場を見込むという。

 2017年は、イベントテーマに「オープン×コラボレーション」を掲げ、コンテナーテクノロジーコミュニティ(Docker、Kubernetes)、運用自動化コミュニティ(Ansible、Chef、Puppet、Jupyter)、Open Platform for Network Functions Virtualization(OPNFV)、Cloud Foundry Foundation、フォグコンピューティングのOpenFogコンソーシアムなど、OpenStackに関連する外部のオープンソースコミュニティとコラボレーションする。

ドワンゴ、静岡県富士市のOpenStack導入事例を紹介

 1日目の基調講演では、例年通りOpenStack FoundationのCOOであるマーク・コリアー氏と、Executive Directorのジョナサン・ブライス氏が、コミュニティの最新情報や導入事例を紹介する。ゲストとして、Cloud Foundry Foundationのマーケティング責任者デビン・デイビス氏が登壇する予定だ。

 2日目の基調講演は、OpenStackの導入事例の紹介がメイン。ドワンゴ 開発本部 共通基盤開発部の宮本卓氏が同社のOpenStack導入プロジェクトとその成果について講演するほか、市庁舎内にOpenStackのプライベートクラウド環境を構築した静岡県富士市の事例紹介も予定されている。

 そのほかの注目の事例セッションとしては、HavanaとMitakaを異なるクラスタで並列運用しているGMOペパボのプライベートクラウド構築に関するセッション、KDDIが独自開発した「Zone Migration」(通信キャリアシステムのダウンタイム調整を自動化、最小化するテクノロジー)の技術をフレームワークとして用いているOpenStack Watcherプロジェクトと絡めて紹介するセッションなどがある。

さまざまなオープンソースコミュニティとコラボ

 「オープン×コラボレーション」にテーマに沿って、さまざまなオープンソースコミュニティと連携したセッションが設けられるのが今年の特徴だ。

 Cloud Foundryのセッションでは、日本Cloud Foundryグループ会長が、国内コミュニティの動向と、Cloud Foundry on OpenStackのテクノロジー概要について説明する。また、Cloud Foundryサービス提供企業によるパネルディスカッション、日本Cloud Foundryグループによる「Cloud Foundry validator for OpenStack」、「Open Service Broker」などの技術に関するディープトークが予定されている。

 OpenFogコンソーシアムからは、4月に公開された「OpenFog Reference Architecture」について、機能とデプロイ方法について概要がわかるセッションと、ソフトウェア基盤やセキュリティ、コミュニケーション基盤の基本要素について詳細に解説するセッションを用意する。OpenFogコンピューティングとOpenStackの連携の可能性について、OpenFogコンソーシアムとOpenStackコミュニティメンバーが語りつくすパネルディスカッションにも注目したい。

 OPNFVについては、マルチベンダーNFVプラットフォームを商用化しているNTTドコモが、実際のインテグレーションから得られた知見や課題について講演する。また、OPNFVのAssociate Memberに加盟してコントリビュートしている沖縄オープンラボラトリが、日本発のOPNFVコミュニティラボの構築や、台湾の研究機関と共同で構築したOPNFVを用いたマルチサイト構築事例について紹介する。

 コンテナーテクノロジーコミュニティを代表して、米GoogleのDeveloper AdvocateがKubernetesを使ったコンテナ運用の勘所を紹介する。社内インフラをOpenStackとKubernetesで構築・運用しているヤフーの事例セッションも予定されている。

■関連サイト

カテゴリートップへ

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

アクセスランキング

  1. 1位

    ITトピック

    IT技術者の4割が「5年後のスキル陳腐化」に危機感/働くシニアは多いが「長く働きやすい」環境ではない日本/トークンコストの成果証明は難しい、ほか

  2. 2位

    デジタル

    Zscaler Internet AccessのIKEv2接続例 ヤマハRTX1300でZIA経由の冗長IPsec VPNを構築する方法

  3. 3位

    データセンター

    AIデータセンターの「電力・冷却課題」打破へ シュナイダーが営業・設計・現場を直結する新組織立ち上げ

  4. 4位

    sponsored

    先制的サイバーセキュリティのため、経営者が今こそ考えるべきこと

  5. 5位

    トピックス

    モンハン、FF、エスコン8……注目作だらけで整理券が消えた!? SIEブースの人気がすごい【TGS2026特集】

  6. 6位

    ビジネス・開発

    ラスボスCOBOLを倒すために、7チームはなにを選択し、なにを捨てたのか?

  7. 7位

    デジタル

    Cloudflare WANとの接続検証でRTX1300/RTX840が確認、IPsecや自動切替に対応

  8. 8位

    サーバー・ストレージ

    「身代金を払えば復元できる」は過去の幻想――約束を守らない攻撃者と変容するランサムエコシステム

  9. 9位

    ビジネス・開発

    AI駆動型開発で生産性倍増を狙うIBM セキュリティ、トークンコスト、品質の課題をどう解決する?

  10. 10位

    トピックス

    ガンコンが令和に復活!? 『タイムクライシス』を足踏みペダルで遊べてクッソ懐かしい【TGS2026特集】

集計期間:
2026年09月18日~2026年09月24日
  • 角川アスキー総合研究所