従来の縦長写真よりもやっぱり真四角が素晴らしい!
今回、筆者はinstax SQUAREフィルムを4パック購入していろいろ撮影、印刷してみた。instax SQUAREは1パック1350円とかなり高価なので、貧乏な筆者の場合、撮影の失敗作も成功作も関係なく、即座に印刷してしまうAUTOモードはどことなく非経済的に思えてしまった。それゆえ、慣れるまではMANUAL操作を選択した。
しかし、チェキ本来の撮影、即、印刷で、タイムラグのないリアルタイムな感動も捨てがたい体験だとは思う。SQ 10は、AUTOモード、MANUALモードを適時切り替えて、そのあたりを考慮しながら扱えるのがありがたい。
同じスクエア(正方形)の写真ではあるが、SQ 10の印刷結果のサイズは、実測、一辺62mmの正方形と、オリジナルポラロイドの一辺約76mmの正方形と比べると多少、小振りだ。しかし、従来のチェキやLeica SOFORTの採用している縦長の長方形サイズ(62×46mm)のフィルムよりは圧倒的に素晴らしい感じがしてしまう。
ほかのデジカメで撮影したものも印刷!
モバイルプリンターとしても利用できる
最後に、SQ 10はほかのデジカメやスマホで撮影した写真(JPEG)データをmicroSDカードを媒体としてSQ 10側に持ち込むことによって、MANUAL操作を選択し、SQ 10を単なるプリンターとして利用し、お気に入りの写真を印刷することも可能だ。
実際に他から写真を持ち込む際に、データはmicroSDカードのルートに置き、ファイル名の付け方にも大文字のアルファベット4文字+数字4文字という規定の条件がある。
また、特に使用説明書上の規定は見当たらなかったが、筆者の場合、Leicaなどの高画素カメラで撮影したサイズの大きな撮影画像は、ファイル名の変更だけでは印刷しなかった。
最終的に、横のピクセル数をSQ 10の撮影写真と同等の1920ドットにサイズ変更することで印刷可能となった。実際にLeica Mでの撮影画像をサイズ変更し、microSDカードに書き込み、SQ 10に挿入することで印刷ができた。
Leica SOFORTより安価なSQ 10が、一辺62mmの正方形のインパクトあるフィルム出力ができることは極めて素晴らしい逆転劇だ。
Leicaにもし次があるなら、間違いなくSQ 10のコスチュームを替えたLeica SOFORT 2を早々に出すべきだろう。赤いバッジだけではとても今回の差は埋まりそうにはない。
今回の衝動買い
アイテム:
富士フイルム「instax SQUARE SQ 10」
価格:ヨドバシカメラ上野店にて3万1860円で購入
T教授
日本IBMから某国立大芸術学部教授になるも、1年で迷走開始。今はプロのマルチ・パートタイマーで、衝動買いの達人。
T教授も関わるKOROBOCLで文具活用による「他力創発」を実験中。
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