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最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測 第184回

ZenFone、AQUOS、RAIJINのスタミナ勝負 実際にバッテリーの持ちは良かった!

2017年06月05日 12時00分更新

文● 小林 誠 編集● ASCII編集部

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ジェスチャーにゲーマー向け機能
ZenFoneが独自性は1番強い

 その他これまでに紹介できなかった各スマホの便利そうな機能、設定、アプリなどを取り上げる。

 ZenFone 3 Maxではディスプレイ設定にブルーライト軽減フィルターがある。多くのスマホではオン/オフだけだが、こちらはレベル5まで調整可能。レベルが上がるほど黄色が強い画面になる。

 ASUSのZenMotionにはジェスチャー機能が豊富。ダブルタップやスワイプの操作だけでなく、WやSといった文字を画面でなぞることでアプリを起動できる。

ブルーライト軽減機能はレベルも設定可能。画面に文字を描くだけでアプリを起動する機能も

 ゲームモードも充実しており、Game Genieを使うことで、ゲーム中に動作が向上、カメラが起動しプレイ画面と自分の顔を同時に撮影できる。プレイ画像や動画を投稿する人には便利そうだ。

 5.2型なのでそのままでも片手操作が可能なスマホだが、ホーム画面やキーボードが縮小し操作しやすい片手モード、また初心者向けの簡単モードや、子供に与えた際に親が管理しやすいキッズモードも用意している。天候、タスクリストといったよくあるアプリ、一般的な音楽機能もASUS独自のものになっており、使っていてZenFoneらしさを感じ取れる。

シンプルUIに変更可能。天気アプリなどもオリジナルのものが入っている

モーション操作が豊富 見るだけ解除も便利

 AQUOS SERIE miniはモーション操作に小技が多い。スマホをひねるように操作するとアプリが切り替えられるツイストマジック、自動で画面がスクロールしていくスクロールオートなどがある。

 シャープ独自のエモパーもこれまでのAQUOSシリーズ同様搭載。省電力設定は機能ひとつひとつを細かくオン/オフにできるので、スタミナはもっと持たせることができるはず。

 目でロック画面が解除できる「見るだけ解除」は、実際に利用してみると最初は目を合わせるのに時間がかかったものの、慣れてしまえば即解除、遅くとも一拍待つ程度。FeelHomeを使うとシャープらしい縦スクロールのホーム画面だが、auのスマホということもあって、SIMフリーモデルと比べるとキャリアのアプリがとても多い。

シャープのスマホでおなじみのエモパーに、スマホを捻ってアプリを起動する機能も

画面を見ることでロック解除をする機能がある。auスマホということでau系のアプリが非常に多い

そのまま使えばシンプルだが
FREETEL UIで独自機能を活かしたい

 RAIJINにはFREETEL UIと呼ばれる、カスタマイズの設定がある。ホーム画面は通常のAndroid UIへ、ホームボタン周りは戻る、アプリ履歴の割り当てやタッチ設定を変えられる。「スワイプアップランチャー」を有効にすると、画面下からWi-Fiのオン/オフなどの通知パネルを表示、オフにすると他のスマホと同じように画面上から通知パネルを表示できる。

 「FREETEL Key」を有効にすると、画面に常にアプリ呼び出しのボタンが表示。音量調整やライトの点灯、スクリーンショットとその加工、ショートカットアプリの設定などが可能だ。

 アプリを見るとけっしてプリインストール数は多くないが、FMラジオや緊急警報アプリがあったりとシンプルだが独自性は感じられる。

独自のFREETEL UIが特徴的。戻ると履歴の左右を入替可能

FREETEL Keyはショートカットメニューのようなもの


スタミナ勝負が決め手になりRAIJIN勝利!

 スタミナ勝負の勝利機種はRAIJIN。結果を見ると現状ではスマホの画面サイズよりもバッテリー容量を大きくしたほうが、スタミナでは有利のよう。もっとも今後のディスプレーその他の進化次第ではわからないので、引き続き試していきたい。

 総合優勝もRAIJINだろう。片手操作では明らかに不利、FREETELでの3年契約の料金プラン、インカメラなど気になる部分はあるものの、その点を考慮しても大きく負けている印象はない。

 AQUOS SERIE miniはそのスペックでスピードチェックでは強いところを見せた。サクサクとスマホを使いたいのなら、この機種だ。ただしキャリアのスマホなので料金の高さはどうしてもあり、バッテリー容量の小ささを考えるとスタミナも持っているほうだとは思ったが、比較対象的にやや不利な部分もあった。

 ZenFone 3 Maxは特に大崩れしているわけではないのだが、勝つシーンも無し。ということは、なんでも無難にこなせる、手堅いスマホとも言える。端末価格を考えればお買い得な1台だろう。


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