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COMPUTEX TAIPEI 2017レポート 第7回

デルがRyzen&RX 580搭載VR対応で4K液晶を採用した超本気のオールインワンPCを発表

2017年05月31日 03時00分更新

文● ジサトラ ハッチ

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 次に発表された「New Inspiron 24 5000 オールインワン」は、23.8インチのフルHD液晶を備えた液晶一体型PC。こちらもパネルはIPSで、インフィニティーエッジスクリーンを謳っている。また、27インチモデルと異なり、タッチ対応となっている。CPUはクアッドコアの第7世代APUとなっていたので、Bristol RidgeのA12あたりが搭載されていると思われる。価格は最小構成で699.99ドル(約7万7500円前後)、近日中に世界中で販売が開始される予定。

New Inspiron 24 5000 オールインワンは、デザイン性に優れ、お手頃な価格でストリーミング動画などが、快適に楽しめるPC。液晶下部には、Windows Hello対応のカメラを備える

 グラフィックボードはRadeon RX 560を採用。デルとRiver Networkesの共同開発による「SmartByteテクノロジー」を搭載。ストリーミング再生時に、緊急性が低いネットワークトラフィックよりも優先することで、映像が途切れることがなく快適に視聴できるとのこと。

Ryzen&Radeonを搭載した本格的なゲーミングデスクトップ

 3つ目の新製品は、Inspironシリーズながらゲーミングを謳う「Inspiron Gaming Desktop」。本機はCPUにRyzenを採用、グラフィックボードは4K出力、VRをサポートRadeonを2基搭載可能という。価格は最小構成で599.99ドル(約6万6400円前後)、近日中に世界中で販売が開始される予定。

写真だとわかりづらいが、本体左側に排気できるスリットを大きく持ち、システム内部の可視性を高めると同時に、ブルーLEDに照らされる魅力的なデザインとなっている

グラフィックスは、Radeon RX 500シリーズを2枚搭載可能とする。VR対応を謳っているため、RX 580のCrossFire Xでの出荷を想定しているようだ

 メモリーは最大32GB(DDR4)、高度な冷却オプションを備え、Wages MaxxAudio Proおよびハイパフォーマンス7.1チャンネルHDオーディオに対応。USB3.1 Type-Cおよび6つのUSB3.1ポートを備える。ストレージは大容量HDDおよびSSDと多彩なオプションの中から選択でき、最大5個の拡張ベイを備えるなど拡張性にも優れる。

前面上部には、USB3.1 Type-C、USB3.0×2、USB2.0×2、SDカードリーダー、ヘッドホンジャックを確認できた。5インチベイもあるため、光学ドライブの搭載も可能だろう

 今回の新製品は、CPUもグラフィックスもAMD製を採用しているため、AMDのCEOであるリサ・スー氏が特別ゲストとして登壇し、デルとの協力体制がより強固であることをアピールした。

AMDのCEO、リサ・スー氏がゲストして登壇し、会場が大いに盛り上がった

 デルのゲーミングと言えば「Alienware」ブランドが有名だが、そのAlienwareのゲーミングPCとの違いについて現地にいた同社の担当に聞いたところ、AlienwareはゲーミングPCの中でもハイエンドな位置付けであり、Inspironブランドではもっと幅広い層にPCでゲームを楽しんでもらえるコスパに優れるゲーミングPCを提供していきたいという思いがあるとのこと。

 実際に、日本での販売価格や最小構成がどの程度の構成になるかにもよるが、現状の価格設定は非常に魅力的な価格となっている。日本発売の発表に期待したい。

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