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最強ミラーレス一眼「α9」とお安くなった「α7II」、どっちを買うべきか!? 第3回

きれいなボケと美しい暗所撮影……フルサイズ一眼で撮る写真の世界

2017年05月30日 12時00分更新

文● 周防克弥

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夕暮れでも手持ちで撮影ができる!

 画素単位の面積が大きいフルサイズ機は暗所での撮影にも強い傾向がある。さらに、ボディー内蔵の手ブレ補正があれば安心感が高くなる。

 夕暮れ時は肉眼で見て感じるよりもカメラにとっては暗いので、しっかりとホールディングして撮影しよう。

夕焼けなどは意外に露出がかかる場合がある。ISO感度をオートのままにしていると思った以上に感度が上がってしまうのでチェックしながら撮影したほうがいい

夕焼けなどは意外に露出がかかる場合がある。ISO感度をオートのままにしていると思った以上に感度が上がってしまうのでチェックしながら撮影したほうがいい

薄暗い状況でも手ブレ補正の効果でブレない写真を撮りやすくなったが、それでも可能な限りしっかり安定した位置取りをして撮影しよう

薄暗い状況でも手ブレ補正の効果でブレない写真を撮りやすくなったが、それでも可能な限りしっかり安定した位置取りをして撮影しよう

 暗い夜景では画質がどうなるか、高感度撮影サンプルでチェックしてみよう。

感度別撮影サンプル(夜景)

ISO 50

ISO 50

ISO 100

ISO 100

ISO 200

ISO 200

ISO 400

ISO 400

ISO 800

ISO 800

ISO 1600

ISO 1600

ISO 3200

ISO 3200

ISO 6400

ISO 6400

ISO 12800

ISO 12800

ISO 25600

ISO 25600

 明るいシーンでは結構感度を上げてもいい感じではあったが、光量が少ない場合はかなり画質への影響が出てくる。

 明るい場所よりもノイズの出方が顕著だ。最高感度でのノイズの出方とディテールの影響は暗いシーンのほうが大きい。

 フルサイズ機は高感度に強いという傾向もあるがそれもある程度の感度までだ。むやみに感度は上げないほうがいい。

フルサイズ機でこだわった写真を!

 フルサイズ機であれば、背景がきれいにボケた作品性の高い写真が撮れるほか、薄暗いシチュエーションでもより美しい写真が撮れる。

 交換レンズがまだまだ高いのが大きなハードルだと思うが、作品性の高い、こだわった写真を撮りたいのならフルサイズ機を持ち歩くのもいいのではないだろうか。

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