人気SIMフリースマホのスペックを全紹介! 【2017年5月版】 第1回
AR/VR対応モデルにおサイフ搭載機もあり
ASUS、ファーウェイに音楽特化スマホも! 人気SIMフリースマホ全紹介 【高性能機編】
2017年05月13日 12時00分更新
ZTEのフラグシップ機も国内リリース
「AXON 7」は音へのこだわりが光る
次々とSIMフリースマホをリリースしているZTEのフラグシップ機「AXON 7」。主なスペックは、WQHD解像度の5.5型有機EL、Snapdragon 820、4GBメモリー、64GBストレージ、20メガカメラ(イン8メガ)、3250mAhバッテリー、2波キャリアアグリゲーション/DSDS対応と、現在のフラグシップ機らしい内容。
さらにAXON 7のアピールポイントとされているのがデザインとサウンド回り。前者はスポーツカーをモチーフとしたという流麗な曲線の金属筐体が特徴的。後者は単純にハイレゾ再生に対応したことにとどまらず、高級ポータブルオーディオではおなじみの旭化成エレクトロニクス(AKM)「AK4490」をオーディオDACとして搭載する。
音最強のSIMフリースマホが登場!
オンキヨー「GRANBEAT」
これまでもサウンドにこだわったスマホはいろいろ存在しているが、それはあくまでスマホの一機能としての範囲内。逆にAndroidベースの高級ハイレゾプレーヤーを起源として、スマホとしての機能も追加したと言えるのが、オンキヨーの「GRANBEAT」だ。
その凄みは外観からも一目でわかる。アルミブロック削り出しの筐体は厚さ11.9mmもあり、重量は約234g。Hi-Fi機器ならではのずっしり感がある。音に影響を与えるアナログ基板は、スマホのCPUなどがあるデジタル基板からは独立。左右で2基のDACを搭載する。また、バランス駆動用の2.5mm4極端子も用意されている。
スマホとしてのスペックは、フルHD解像度の5型IPS液晶、Snapdragon 650(1.8GHz×2+1.4GHz×4)、3GBメモリー、128GBストレージ、16メガカメラ(イン8メガ)、3000mAhバッテリーなど。DSDSにも対応する。なお、nanoSIM×2とは別にmicroSDXCスロット(最大256GB対応)が用意されており、DSDSを利用しても、音楽プレーヤーとしての機能が阻害されないのは◎だ。
グーグルの空間認識技術「Tango」に対応!
スマホの未来が体験できる、レノボ「PHAB 2 Pro」
モトローラを傘下に持つレノボだが、6.4型ファブレット「PHAB2 PRO」はレノボブランドでリリースされている。これはただのAndroid機ではなく、グーグルが現在開発を進めている空間認識技術の「Tango」採用スマホの第1号機というある意味実験的な端末だ。
Tangoに対応するべく、背面には通常の16メガカメラのほかに、深度カメラ、魚眼カメラを搭載。カメラに映し出された空間そのものや奥行などを認識し、新世代のARアプリなどを動作させることができる。
スマホとしてのスペックは、WQHD解像度の6.4型液晶、Tango用のカスタマイズが施されたSnapdragon 652、4GBメモリー、64GBストレージ、4050mAhバッテリーなど。本体サイズが大きく(重量も約259gとタブレット並)、国内向けの対応周波数も少なめなので、普段使いにはやや厳しいかも。
SIMフリー版iPhoneは対応バンドの多さが魅力
iPhone SEは5万円を切った32GB版がお買い得
日本国内で購入可能な高性能のSIMフリースマホと言えば、SIMフリー版のiPhoneを忘れてはいけない。Apple Storeでは、昨秋登場したiPhone 7/iPhone 7 Plus、そしてiPhone SEが用意されている(iPhone 6s/iPhone 6s Plusも購入は可能)。
SIMフリー版iPhoneの魅力は対応周波数の多さ。iPhone 7世代ではFeliCaへの対応の関係で日本向けの専用モデルが用意されたが、ネットワークの対応周波数は海外版と基本的に同じ。世界中の主な周波数はほぼサポートしているので、比較的マイナーな周波数が用いられるアメリカや中国を含めて、海外を飛び回るビジネスマンには心強い存在となる。もちろん国内では1台でドコモ/au/ソフトバンクの3大ネットワークで利用可能だ。
比較的購入しやすいのはiPhone SE。3月に32/128GBモデルが登場し(従来は16/64GBモデル)、特に32GBモデルは従来の16GBモデルと同じ4万円台。ただし、iPhone SEは現在Y!mobileやUQ mobileでも取り扱っているので(SIMロックはかかっているが、購入から半年後に解除可能)、サービス内容や料金を比較してみるといいだろう。
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第2回は【ミドルハイ編】をお届け予定。最近ではミドルクラスの端末の性能が上がってきて、若干影が薄くなってしまったが、3万円台の価格でフルHD解像度やオクタコアCPU、指紋センサーにDSDSにまで対応し、コスパ面では優れた端末が多い。次回もチェックしてほしい。
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