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SNSなどの連絡先で無料送金できるアプリ「Kyash」の正式版がリリース

本人確認も口座情報も不要

 Kyashは個人間の無料送金アプリ「Kyash」iOS正式版の提供を4月5日から開始した。割り勘の精算や贈り物の共同購入、また旅行やイベントの集金といった際に、現金を用いず手数料無料で個人間のお金のやり取りができる。

 Kyashはアプリの送金/請求画面から連絡先を選択、金額やメッセージなどを入力して送信する3ステップ操作。LINE、Facebook、Twitter、メールで繋がる相手であれば使うことができ、相手がKyashアプリを持っている必要も本人確認や銀行口座情報の必要もない。請求履歴が確認できるタイムラインも用意され、受け取ったお金をそのまま買い物の支払いにも使える。

 セキュリティーに関しても国際的規格のPCI/DSS(ver3.2)認定済みで、個人情報の安全管理に関する認証マーク「TRUSTe(トラストイー)マーク」も取得している。

3ステップのカンタン操作

タイムラインで履歴確認もできる

 「電子決済総覧2015~2016」(電子決済研究所)によると、日本における2020年の電子決済取扱高の合計は最大で約82兆円に迫ることが予測されている。しかし個人間でのお金のやり取りは、依然として現金もしくは銀行振込が主流。国内では初の仕組みだが、米国では2016年の累計取引額で約1.8兆円を越えた個人間送金アプリ「Venmo」(ベンモ)を筆頭に、同様のサービスが普及している。

 同社では2020年までに国内ユーザー数1000万人を超える普及を目指し、事業・資本提携企業をはじめ様々な事業者との連携や施策を展開していくとしている。

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