『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』を試す
人気で品薄、オリンパスの新12-100mmレンズの実力検証
2017年02月04日 12時00分更新
約10倍と取材にも便利、高倍率なPROレンズ
オリンパスから昨年末に発売された『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』(以下12-100mmF4)が人気らしい。専門メディアで絶賛され、店頭では在庫切れ。入荷待ちの店も多くかなりの人気のようだ。単体の交換レンズでこれだけ注目されるのは珍しく、オリンパスユーザーの自分としては気になるところ。購入したての『OM-D E-M1 MarkII』で、いろいろ撮ってみて人気の理由を探ってみた。
既に所有している『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO』(35mm換算24-80mm・実売価格8万5000円前後)、『M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO』(35mm換算80‐300mm・実売価格14万3000円)と並べてみると、ちょうど大中小といったサイズ感。 で、それぞれのレンズの画角を比べてみたのが以下の作例。
●画角の比較
やはり『12-100mmF4』のズーム倍率はなかなか魅力的。80mm相当ではちょっと物足りないけど300mm相当まではいらない、という時にちょうどいい望遠具合。旅行や気軽なお散歩写真など、一本のレンズで済ませたいときにもってこいだ。
開放F値は『12-40mmF2.8』より1絞り暗いF4になる。開放で撮影した時のボケが、どの程度違うかを試してみたのが以下の作例。
●開放F値での比較
思ったより違いは感じられず、ボケに関しては1絞りの差はあまり気にする必要はなさそうだ。マイクロフォーサーズは開放F値の明るい単焦点のレンズラインナップも豊富なので、ボケを楽しみたいならそちらのレンズを使えばいいし。