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『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』を試す

人気で品薄、オリンパスの新12-100mmレンズの実力検証

2017年02月04日 12時00分更新

文● 岡田清孝 編集●ASCII

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切れの良さは既存製品ゆずり、バランスに優れている

 最後に絞り値による描写の変化を検証してみた。

広角側のF4、F5.6、F8

広角側のF11、F16、F22

望遠側のF4、F5.6、F8

望遠側のF11、F16、F22

 広角側(24mm相当)では絞り開放で少し周辺光量低下が見られ、F5.6でもわずかに残る。RAWで撮影し現像時に補正するなら問題ないレベルだが、JPEGで撮影する際に気になるようならシェーディング補正(初期設定ではオフ)をオンにするといいだろう。解像感はズーム全域で絞り開放からキレがあり周辺部でも像の乱れがない。『12-40mmF2.8』や『40-150mm F2.8』と比べてみても遜色のない描写力を備えている。回折現象による解像感低下はF16から目立ち始め、これもほぼ同様の傾向だ。

 いろいろ撮ってみて感じたのは、非常にトータルバランスに優れているということ。標準ズームよりは望遠で撮影ができ、一般的な高倍率ズームよりは広角側が広く望遠側の開放F値が明るい。さらに近接撮影性能や強力な手ブレ補正といった利便性もあり、もちろん画質も満足。といろいろなワガママに応えてくれる。価格は少し高めだけど、確かに欲しくなるレンズだ。

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