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くわしくおしえて確定申告 第11回

1種類しかないわけじゃない

確定申告書の用紙にはどんな種類があるの?

2017年01月19日 09時00分更新

文● 山口/ASCII

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 確定申告をするにあたり専用の用紙が存在することは前回わかりました。

 では、そもそも用紙にはどんな種類があって、どれに記入すればいいのでしょうか??

申告する内容に応じて、使用する申告書は次のとおり

【申告書A】
 申告する所得が給与所得や公的年金等・その他の雑所得配当所得一時所得のみで、予定納税額のない方が使用できます。
※前年分から繰り越された損失額を本年分から差し引く場合は、申告書Bを使用します。

申告書B
 所得の種類にかかわらず、どなたも使用できます。
※前年分から繰り越された損失額を本年分から差し引く方や変動所得や臨時所得について平均課税を選択する方は申告書Bを使用します。

申告書Bと第三表(分離課税用)の併用】
 ・土地建物等の譲渡所得がある方
 ・株式等の譲渡所得等がある方
 ・申告分離課税の上場株式等の配当所得等がある方
 ・申告分離課税の先物取引の雑所得等がある方
 ・山林所得退職所得がある方

申告書Bと第四表(損失申告用)の併用】
 ・所得金額が赤字の方
 ・所得金額から雑損控除額を控除すると赤字になる方
 ・所得金額から繰越損失額を控除すると赤字になる方

 なお、平成28年(2016年)分以降の確定申告書(申告書A・申告書B)には、マイナンバー(個人番号)の記載と本人確認書類の提示、または写しの添付が必要になります!

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