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さくらの熱量チャレンジ 第12回

さくらの江草さんはIoT Platformのシステムについて自ら解説

福岡でさくらとAWSのIoTサービスがつながったのを見てきた

2016年12月27日 07時00分更新

文● 大谷イビサ/TECH.ASCII.jp

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さくらのIoT PlatformとAWS IoTはつながるか?

 後半はいよいよハンズオン。参加者が半分ずつに別れ、会場の前方で江草さんによるさくらのIoT Platformのハンズオン、後半はコム・アンド・コムの木村健一郎さんによるAWS IoTのハンズオンが行なわれた。両者で作ったものを最後にガッチャンコし、収集したデータをKibanaで見るというのが、2時間のハンズオンの到達点だ。

AWS IoT側のハンズオンを担当したコム・アンド・コムの木村健一郎さん

 江草さんのハンズオンは、さくらの通信モジュールの利用法やブレッドボードの使い方、さくらのIoT Platformの設定などを説明。さすがサービスの開発者だけに説明もよどみなく、ユーザーが詰まるところも理解しており、ハードウェアのハンズオンにもかかわらず、1時間かからず全員がデータの送信まで完了した。

センサー、通信モジュール、Arduino、ブレッドボードを組み付けて、準備完了!

 木村さんのハンズオンはIAMロールの設定やAWS IoTの証明書の作成、デバイスへのアタッチなどを説明。初めての人がほとんどだったこともあり、こちらはなかなか苦戦。とはいえ、江草組に遅れること15分で追いつき、さくらのIoT Platformで取得したデータを、AWS IoTで受け取るという作業に進む。

会場の後方で行なわれたAWS IoT側のハンズオンの風景

 さくらのIoT Platformでの設定を終えた参加者たちの横に、AWS IoTの設定を終えた参加者が着座。江草さんの指導の下、エンドポイントやプレフィックス、証明書などを登録し、接続が完了すると、さくらのIoT Platformで収集したデータが続々と上がり始め、Kibanaのグラフをチェックした参加者から拍手が上がる。

開発者江草さんが詰まりポイントを説明するの図

 初心者も多かった今回のイベントだが、ハンズオンですべての参加者がきちんとつながるところまで走り終え、まさに大成功。インターネットの黎明期にATコマンドでアナログモデムの疎通を確認したようなイメージで、ちょっと感動的だった。仕様上のつながるではなく、実際につながるところを見て、オオタニも福岡まで足を運んだかいがあったと感じた。

セッションからハンズオンまで最後まで走り抜けたイベントの参加者たち。おつかれさまでした!

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