海鮮で泣きたい。そんな人に
北海道の札幌と小樽を結ぶ港町“銭函(ぜにばこ)海岸”は海鮮バーベキューが盛んだったそう。そんな銭函をモチーフにした北海道風の海鮮炭火焼バーベキューのお店「銭函バーベキュー」が銀座・新橋エリアに9月26日オープンしました。
メインは鮮度が良くてピッチピチしている海鮮素材。空輸による仕入れも取り入れています。海鮮バーベキューが売りのお店ってありそうで多くはありません。グルメ記者ナベコがオープン前に行われたレセプションに潜入してきました。海鮮のおいしさに感動してみたい。
お通しは大きい鶏の手羽! 豪快!
銭函バーベキューの運営は「庄や」チェーンの大庄。鶏の専門業態もやっているので、手羽もおいしいのですよね。火は通っているので炭火で軽く炙る程度で食べられます。かぶりつくとバーベキュースイッチがいっきにオンになりました。
ビールは基本的にアサヒ。スタンダードな「アサヒスーパードライ 生中ジョッキ」(580円)と「アサヒスーパードライ EXTRA COLD」(600円)もあります。酒を飲みたがりな記者は男前に1L入りの「筋トレ生」(1000円)を頼みました。
いえーい、かんぱーい!
実はアサヒ以外に「サッポロクラシック」(650円)も置いています。サッポロクラシックは基本的に北海道限定ビールであるため、都内で飲めるのはレアですよ。記者は取材時にこそ飲めなかったのですが、ここに来たらサッポロクラシックは飲むべき……!
この日食べたのは「道産子の晩ごはんセット」(1人前3800円)。
北海道名物である真ホッケ、ホタテ、ラムロースのジンギスカン、イクラごはんなどのセットで、他のコースに比べるとシンプルな内容。スタンダードなセットとうたっている「炉ばたマスターセット」(2人前7600円)などは2人前が1セットになるのですが、こちらは1人前から頼めるという意味で、とりあえず店の雰囲気を体験したい場合にオススメです。
他のセットメニューに比べると品数は少なめなのですが、それでも十分に満足できるボリュームと質ですよ。
ホッケが普段食べているものとはまったく別物といっていいほどおいしくてびっくりしました。
プリプリしていて身が締まっている。よく居酒屋さんで食べるホッケで、食感が水っぽいなと感じることがありましたが、別物のようにピチピチプリプリです。また、よくあるように塩でべったり味付けしているわけではないので、少し醤油を垂らすだけでめちゃくちゃおいしい。
ホタテは貝汁を垂らして炙って……。フツフツと立ち上がる香りが食欲を刺激してヤバイです。こちらもとんでもなく美味で北の海に感謝!
海鮮ではないですが、ジンギスカンもご自慢。大庄はジンギスカン専門店もやっているので、抜かりありません。仕入れは北海道の肉問屋の名店「肉の山本」から。ラムのロースの部分で、とても柔らかいです。肉の山本のタレを付けて食べるのがオススメ 。
さて……。
お楽しみは、イクラ!
炭火焼でそこそこお腹いっぱいになりますが、後半戦には〆としてイクラごはんが登場。美しく照り映える朱色で大粒なイクラが目の前にやってくると、満腹ぎみだったお腹が再度イクラを求めるハングリーな状態になりました。イクラとはやはり魔性的。
プチッと口の中で弾けてご飯にトロ~リ。息を飲むほどおいしいです。北海道の海鮮がウリとうたう店でイクラを食べない手はない。泣けてきました。
海鮮自慢をしているだけに、質良しボリューム良し。北海道気分というか天国に昇天できた感じでした。

この連載の記事
-
第1084回
グルメ
セブンのちいかわ「鬼辛カレー」食べてみた! “フツーにすっごく辛い”けどペロッといけるよ -
第1083回
グルメ
ミツカン、“ご飯をおいしく炊く”液体を新発売。1本約500円、…これどうなの? -
第1082回
グルメ
ローソンに本気の冷凍「札幌味噌らーめん」が登場! 人気店「彩未」監修、気になる味は…… -
第1081回
グルメ
【確信】松屋の「ナポリタンハンバーグ」は完全に“ビールのおつまみ”だった -
第1080回
グルメ
ケンタッキー本気の「鶏竜田バーガー」を8年かけて開発! 「ケンタ味じゃない、けどおいしすぎ!」 -
第1079回
グルメ
17年ぶり“モスの匠味”。「高すぎる」と言われたバーガーが令和には…… -
第1079回
グルメ
モスらしさ全開!「アボカドバーガー」はアボ度マシマシでとろけるおいしさ -
第1078回
グルメ
ローソンにまたも神スイーツ! 新チーズケーキはいいとこどり -
第1077回
グルメ
すし関係ない!もはやシャリもない「ケバブ」は万博で人気だった -
第1076回
グルメ
「木樽熟成ヱビス」ってどんな味? ウイスキー「デュワーズ」とコラボした唯一無二のビールが飲める -
第1076回
グルメ
「カニマヨ」だけじゃない。冬ピザが進化していた - この連載の一覧へ

