家からも外からもつながる超簡単NAS「Apollo Cloud」 第1回
自宅でも外出先からでも同じアプリでつながる
スマホで設定完結、3万円台の超簡単NAS「Apollo Cloud」を使ってみた
2016年09月24日 11時00分更新
Windowsアプリは細かい設定がしやすい
僕はiPhoneのほか、自宅のPCでも使いたいのでWindowsアプリも導入してみました。ちなみに、共有メンバー数制限はありますが、Apollo Cloudは登録デバイス数の制限がないので、持っているデバイスすべてから共通のメールアドレス&パスワードで同じApollo Cloudにアクセスできます。
WindowsアプリはiOSアプリよりも見やすく、ゴミ箱などもわかりやすい位置にあるのが好印象です。ゴミ箱からはうっかり削除してしまったファイルをリストア(復元)できるんですが、iOSアプリだと設定メニューの深いところにあって、ややアクセスがめんどうなのです。その点、Windowsアプリは一覧性が高く、PCに慣れているユーザーだとこちらのほうが使いやすいかもしれません。
ただし、やはり一般的なNASと異なり、ネットワークドライブとしては見えないので、玄人向けではありませんね。UIもMac OS用といった印象が強く、タスクバーにアプリアイコンが出ない、複数ファイルのアップロード/ダウンロードを行なうとたまーに作業が途中で止まるなど、まだ完成形じゃないんだろーなーというところもありますが、今後のアップデートに期待です。
まとめ:iPhoneカメラロールのバックアップに最適
まとめると、Apollo CloudはRAID機能やファイルごとの再生専用アプリ、HDD買い増しによる拡張性など、そういった初心者には難解な機能を排し、徹底的に“悩まずに使える”ことに重点を置いたネットワークストレージだという印象が強い製品です。NASを使ったことがない人でも、買ってすぐに簡単に使えるでしょう。
価格的にも4TBで3万円台後半と、決して他社のNASに負けないコストパフォーマンスです。というわけで、iPhoneのカメラロールがいっぱいで、クラウドもいっぱいでどうしよう? でもNASはなんだか難しそうだしなーとお悩みの方にぜひオススメしたい選択肢です。夏の思い出でパンパンになったiPhoneのデータをApollo Cloudにコピーして、秋・冬の思い出に備えてみるのはいかがでしょう?
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